ウルシステムズは2021年2月9日、「柏の葉スマートシティ」におけるDXの取り組みを支援したことを発表しました。「柏の葉スマートシティ」は三井不動産が手掛けるプロジェクト。千葉県柏市の一画を環境共生都市、健康長寿都市、新産業創造都市にするための街づくりが進められています。その中でウルシステムズは、三井不動産が推進するDXをサポートする取り組みを実施しました。
街がつながるプラットフォーム開発でDX推進
三井不動産は柏の葉スマートシティで、街の活性化や企業のイノベーションを目的としたデジタルトランスフォーメーションを推進しています。その一環で、「Dot to Dot」と呼ぶデジタルプラットフォームを開発。街で生活する人々、行政機関や学術機関、事業者がプラットフォームを介してつながるようにし、新たなサービス創出や生活体験などの価値を提供していく計画を打ち出しています。
こうした三井不動産の計画をサポートすべく、ウルシステムズは「サービス戦略企画支援」と「プロジェクトマネジメント支援」という2つの取り組みを実施しました。
2つの取り組みで“街づくりDX”をサポート
前者は、パーソナルデータを利活用したサービスの立ち上げを支援する取り組みです。具体的には三井不動産とともにサービスの提供元となる事業者に働きかけ、柏の葉スマートシティにおけるサービス提供のコンセプトやロードマップを共同で策定しました。「Dot to Dot」のリリースに合わせて複数のサービスも提供開始しました。今後も参加企業は増加する見通しとなっています。
後者は、「Dot to Dot」と「Dot to Dot」上で稼働するサービスの開発プロジェクトをリードする取り組みです。具体的には三井不動産の補佐役としてシステム開発プロジェクトに参画し、計画実行支援や課題管理、システム開発会社・サービス事業者のとりまとめを主導しました。これにより、プロジェクトの円滑な進行とシステム品質の確保に貢献しました。