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観光DX推進に向け3者協定、実証実験やデータ連携基盤構築でサービスを創出

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広島県廿日市市と中国地域創造研究センター、西日本電信電話(NTT西日本)広島支店は、観光課題の解決に向けて取り組むことを目的とした連携協定を締結しました。「観光DX」推進による課題解決を試みます。NTT西日本が2021年5月13日、発表しました。

 広島県廿日市市は、世界遺産の宮島・嚴島神社がある町。国内外から多くの観光客を集める観光地として認知されています。半面、新型コロナウイルス感染症の影響で、訪日外国人旅行者の激減や、外出自粛による旅行予約のキャンセルなどなどで観光業は打撃を受けている状況です。  これに対し連携協定を締結した1事業者である中国地域創造研究センターは、2015年1月に打ち出した廿日市市観光振興基本計画の策定に携わるなど、中国地域の地域振興や産業活性化に関する課題解決方策の提案などに取り組んでいます。  NTT西日本も2018年から2020年にかけて、「ひろしまサンドボックス」(広島県AI/IoT実証プラットフォーム実施業務)の「宮島エリアにおけるストレスフリー観光」の実証事業を廿日市市と取り組んできました。  こうした3者が連携し、観光分野のDXを推進することにより、地域活性化とブランド力を向上させ持続可能な観光地経営を目指していく考えです。
図1:連携協定締結による各社の役割

図1:連携協定締結による各社の役割

連携協定締結による主な取り組みは次の通りです。 ・ICTを用いた実証実験環境の構築に関すること
・市民(個人、地域、企業・団体)および観光客が抱える課題解決に向けた実証に関すること
・地域に適した観光地経営に関すること
・データ連携基盤の構築に関すること
・その他協定者で合意した事項に関すること
図2:観光DXの利用イメージ例

図2:観光DXの利用イメージ例

 連携協定で生み出された成果は、今後の観光地経営に向けたサービス開発に活用する予定です。

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