ユームテクノロジージャパンは2022年1月7日、「大企業人事の人材活用」に関する調査結果を発表しました。今回の調査は同社がシェアエックスと共同で実施。従業員数500人以上の大企業の人事担当者101名に聞いた結果です。
自社で人材の活用が上手くいっているかを聞いた結果が図1です。
via umujapan.co.jp
「非常にそう思う」と答えた割合は17.8%にとどまり、「全くそう思わない」と「あまりそう思わない」を合わせた割合は50.6%でした。人材を思い通りに活用できないと捉える人事担当者は少なくないようです。
「全くそう思わない」「あまりそう思わない」と答えた人に対し、その理由を聞いた結果が図2です。
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「若手人材が流出している」と「社内人材の育成が上手くいっていない」がともに60.8%で多く、「人材の最適配置が行われていない」(54.9%)が続きます。
では、DX人材の確保は十分か。その結果が図3です。
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「あまりそう思わない」が36.6%でもっとも多く、「全くそう思わない」と合わせると45.5%を占めます。とはいえ、16.8%が「非常にそう思う」と回答しており、順調にDX人材を確保している企業がいることにも注視すべきでしょう。
今後は今以上に若手の活用が重要になると思うか。その結果が図4です。
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「ややそう思う」が47.5%で、「非常にそう思う」(37.7%)と合わせると85.2%が若手人材の重要性を認識しているという結果でした。
若手に期待する一方、余剰人員への期待度はどうか。今以上に余剰人員が重要になるかを聞いた結果が図5です。
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「ややそう思う」が45.5%で、「非常にそう思う」(31.7%)を合わせると77.2%が余剰人員の重要が増すと考えていることが分かります。20代の若手に期待するのはもちろん、余剰人員に期待しようと考える人事担当者も多いようです。