株式会社e-LIFEWORKは、社会人になった後に本格的に英語の学習を始めて英検®準1級以上(ビジネスレベル)を取得した方々を対象にした調査を実施しました。この調査により、社会人の英語学習の実態が明らかになりました。近年、グローバル化の進展や国内での外国人労働者の増加に伴い、大手企業を中心に英語を社内の公用語とする動きが広がっています。このような背景から、多くの社会人が仕事を理由に英語学習に取り組むようになっています。
調査結果では、社会人になってから英検®を取得した方は、準1級を取得した方が1級よりも多く、特に準1級を取得した方は56.7%を占めています。また、英検®1級を取得した方のうち5割以上が、仕事がきっかけで英語学習を始めたことがわかりました。具体的には、「仕事で必要だったため」が32.8%、「キャリアアップのため」が19.0%という結果が出ており、多くの人々がキャリア形成や業務上の必要性から英語を学んでいることが確認されました。
さらに、英検®1級を取得するまでの学習期間も重要なポイントです。調査によると、英検®1級を取得した方の約6割が、学習期間を1年以上かけていることが明らかになりました。これは英検®を合格するための計画的な取り組みが必要であることを示しています。また、英検®1級を取得する理由として、仕事での評価や昇進が役立つという期待が多く、25.9%がそのように回答しました。
同様に、英検®準1級を取得した方の約7割が、学習にかけた時間は1年以上と回答。準1級を取得しようと思った理由として最も多かったのは「英語力を客観的に証明したいと思ったから」で、これが27.6%を占めています。こちらも仕事に関連した理由が上位にランクインしており、約5割以上の人が仕事をきっかけに英語学習を開始し、自己のスキルを高めようとしていることがわかります。
社会人の英語学習には、モチベーションの維持や学習成果の実感、スケジュールの柔軟性といった多くの重要な要素が存在しますが、多忙な生活の中でこれらを実現することは容易ではありません。英検®の取得に向けて必要なモチベーションを維持し、学習時間を確保することは、社会人ならではの課題です。また、効率的な学習方法を見つけることも、彼らにとって大きなチャレンジとなっています。
このように、社会人が英検®1級や準1級を取得する背景には、仕事のニーズや自己成長のための挑戦があり、同時に多くの困難も伴っています。今後もこの流れは続くと考えられ、より多くの社会人が英語力を向上させるための学習に取り組むことが期待されます。詳しくは「株式会社 e-LIFEWORK」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部海道