デイシンが販売するポスターの特徴は、AIが作画する“AIアート”である点。ただし同社によると、これまでのAIアートは異なる独自の方法で作画しているといいます。
一般的なAIアートの場合、AIにプロンプトと呼ぶ英語の記述を使って作画します。Stable Diffusion、DALL·E 2、MidjourneyなどのAIプログラムを使うのが一般的で、望む画像を作るには比較的細かい指示を与える必要があります。
一方、デイシンが販売開始するAIアートは、主に1~3語程度の短い言葉や造語をプログラムに読み込ませるのみで、細かい指示を与えません。そのプログラムが持つ知識を活かし、自由に作画するのが特徴です。
同社の手法で作画することで、思いもよらない画像を生み出せます。特定の画家風の部分がありながらその作品とは異なるスタイルの画像を生み出せるのも特徴です。模様やステンドグラスに埋め込まれた猫など、さまざまなな興味深い画像も作り出せます。
同社は今回、絵画風や写真風のさまざまなキャットアートのポスターなどを販売します。ボッティチェリ、フェルメール、ボスなどの古典絵画風から、シャガール、クリムト、ピカソ、ダリなどの近現代画家風のポスター、人物画風、風景画風、風景写真風、存在しない動植物のポスターなども取り扱います。一部のデザインはポストカードとしても販売します。
なお、商品ページで各画像を詳しく説明しています。商品ページからは、AIが作った512×512ピクセル程度の著作権フリーの原画を無料でダウンロードすることもできます。