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日立、基幹システムのクラウド移行を支援するソリューションを提供開始

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日立製作所は2021年5月31日、Veeam Softwareとの協業による新しい「仮想マシン移行ソリューション」の提供を開始しました。企業の基幹システムの効率的なクラウド移行を支援する「プロフェッショナルサービス」シリーズのラインナップを拡充します。基幹システム構築に実績を持つ日立と、クラウドデータ管理・データ保護のVeeam製品の組み合わせにより、ハイブリッドクラウドへの移行作業の迅速化を支援します。

 近年、基幹システムにおいても、ハイブリッドクラウドなどを活用するクラウドリフト&シフトが注目されています。従来より、多くの企業の基幹システムでは、クラウドとの互換性がない仮想化ソフトウェアが利用されており、クラウド移行に伴う仮想マシンやアプリケーション再構築には、高いITスキルと多くの時間が必要になるという課題がありました。そこで同社は「仮想マシン移行ソリューション」によって、企業システムのクラウドへの移行方法の検討と、移行作業の迅速化を支援します。
図1:「仮想マシン移行ソリューション」による移行イメージ図

図1:「仮想マシン移行ソリューション」による移行イメージ図

同ソリューションには、以下のような内容が含まれます。 1.顧客ニーズに合わせた移行方法を提案
 同社がこれまで培ってきた、金融、公共、社会・産業分野など幅広い業界の基幹システムでのノウハウをもとに、顧客ニーズに合わせた移行方法を提案します。具体的には、「周辺システム連携を考慮した移行環境設計」や「移行時の停止可能時間やリソース状況などの固有要件に基づく移行計画」などを、顧客の持つシステム特性に合わせて包括的に提案します。それにより、企業は基幹システムの移行方法検討に要する期間を大幅に低減することが可能です。 2.日立の基幹システムのプラットフォーム構築・運用ノウハウと、Veeamのソリューション活用で移行作業を支援
 日立のエンジニアによる手順書・設計書の作成や、作業の代行など、システム構築・移行作業からクラウド連携の動作確認までの作業を支援します。また、Veeamのソリューション活用により、移行作業における仮想マシンデータの変換やファイル転送といった作業を自動化できます。  また、クラウド移行後も、同社の保守・サポート商品「日立サポート360」より、問い合わせや問題解決をワンストップで支援します。同社は今後も、クラウドリフト&シフトを加速する各種サービスをさらに拡充し、企業のDX推進に貢献することを目指します。

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