熊本県で最大震度7を観測した地震は、日本有数の半導体集積地「シリコンアイランド九州」に大きな影響を与えました。各社は相次いで工場を停止しましたが、復旧に向けた動きも始まっています。今後の供給への影響は、再稼働のスピードが大きな鍵を握ります。
半導体供給を支える九州、各社が復旧を急ぐ
熊本県で発生した最大震度7の地震を受け、九州の半導体関連工場が一斉に稼働を停止しました。九州は「シリコンアイランド」と呼ばれ、半導体メーカーや製造装置、部材メーカーが集積する国内有数の生産拠点です。半導体は自動車や家電、スマートフォンなど幅広い製品に使われるため、供給への影響が注目されています。
ルネサスエレクトロニクスは停止していた熊本県内2工場のうち、錦工場で生産を再開しました。川尻工場も8月5日の再開を目指しています。三菱電機や荏原製作所も一部または全面的に生産を再開し、東京エレクトロンも来週早々の復旧を見込んでいます。一方で、ソニーグループの熊本県菊陽町の画像センサー工場やTOPPANホールディングスの工場は停止が続いています。TSMC熊本工場では建屋の安全は確認されたものの、製造装置の調整に時間を要するとしています。
半導体工場はクリーンルームや精密設備を備えているため、設備の安全確認や調整には慎重な対応が欠かせません。九州には現在700以上の半導体関連事業所が集積しており、今回の地震は国内半導体サプライチェーンの強靱性を改めて問う出来事となりました。
DXが進む社会では、半導体はあらゆる産業を支える基盤です。災害時の迅速な復旧体制や供給網の強化は、企業の競争力を左右する重要なテーマといえます。
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レポート/DXマガジン編集部






















