2024年12月5日に実施された調査により、70代の情報収集行動における特徴が顕著になりました。情報収集の主要な媒体として、「テレビ」が最も回答率が高く、86.7%に達しました。本記事では、70代の方々がどのような媒体や端末を選んで情報を集めているのかを詳しく述べるとともに、特にインターネットと従来のメディアの影響について分析します。
70代の情報収集の主要な媒体として、「テレビ」が最も回答率が高く、86.7%に達しました。続いて「インターネット」が77.3%、そして「新聞」が66.7%という結果です。この数字からもわかるように、70代にとってテレビ・新聞といった従来型のマスメディアがいまだ大きな影響を持っていることが伺えます。一方で、SNSやラジオの利用はそれぞれ16.7%と19.3%にとどまり、新しい情報収集手段としてはあまり普及していない状況です。従来のメディアに依存しがちな70代の特徴が示されています。この結果は、70代向けの情報発信において、依然としてテレビや新聞を軸とした戦略が有効であることを示唆しています。
インターネット利用者がよく使う検索エンジンについて尋ねた調査では、Googleが最も多く76.7%の利用を示しました。続いてYahoo!が69.0%と高い割合を占めています。この結果から、70代の検索行動はGoogleとYahoo!に強く依存していることが伺えます。逆に、BingやDuckDuckGoの利用は非常に少なく、それぞれ3.5%と0.9%という数値であり、70代の情報収集においては新興の検索エンジンへの移行があまり進んでいない状況です。この傾向は今後も続く可能性があり、新しい検索サービスの受け入れには時間や課題が伴うと言えるでしょう。
70代の情報収集に関する実態は、従来の信頼できるメディアへの依存と、新たに広がりつつあるインターネット利用の両面が見えるものでした。特にパソコンを中心とした情報収集と、オーソドックスな検索エンジンへのアクセス傾向が強いことが伺えます。今後、高齢者のデジタル利用が進む中で、新しい媒体への移行を如何に促すかが課題となるでしょう。詳しくは「株式会社eclore」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部小松