パーソナルカラーケアサービスをTHE [ ] STOREへの出店を通じて、驚異のコンバージョン率(CVR)12倍を達成しました。この成功は、オンライン主体のビジネスモデルにオフラインの要素を組み込んだ結果です。
新型コロナウイルス感染症の影響で、自宅でのケア需要が高まる中、次回サロンに行くまでの空白期間における髪のケアを促進するサービスが求められるようになりました。このような背景を踏まえ、iropはデータドリブンなマーケティング戦略を採用しました。中核となるのは、独自に開発した「髪色ケア診断」です。この診断を受けることで、顧客は自身の髪色や色落ちの悩みに合った製品を見つけることができ、LINE友だち追加などのCRM施策にもスムーズに導くことが可能です。また、iropは統合コマースプラットフォームを導入しており、オンラインとオフラインのデータが一元管理され、マーケティング施策の効果を最大化しています。このように、情報を駆使して顧客との関係構築を図ることが、iropの強みでも取組でもあります。
iropは、その取り組みをさらに拡充させるために、ブランドローンチから3ヶ月後にTHE [ ] STOREに出店しました。この出店においては、顧客体験を重視し、実際に「髪色ケア診断」を体験できる機会を提供しました。始めてのブランドに対して入店のハードルを下げるため、冷たいドリンクを提供し、ノベルティとしてオリジナルトリートメントコームをプレゼントするなど、参加者が気軽に体験できる環境を整えました。接客の流れに診断を組み込むことで、顧客は自分に最適な製品を自ら見つけることができる仕組みが確立され、リアルな場での接触がもたらす新たな販売機会を生み出しました。
THE [ ] STOREでの出店結果として、CVRは約12%に達したことが大きな収穫でした。オンラインではあまり人気が薄かったアッシュカラーの製品が、対面接客を通じて最多の売上を記録したことからも、実際の顧客とのやり取りがいかに重要であるかがわかります。また、出店期間中にはLINEの友だち追加と「髪色ケア診断」を体験した顧客が1,000名を超え、次回の髪の染め替え時にiropを選択肢の一つとして考えてもらう結果となりました。今後もiropは、オンラインとオフラインの融合でさらに多くの顧客体験を提供し、ブランドの成長に貢献していくことでしょう。詳しくは「株式会社イロップ」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部齋藤