2024年12月26日、兵庫県の共同配送センターにおいて、バイオディーゼル燃料100%（B100）を活用した店舗配送の実証実験が始まります。
この実験は、三井物産株式会社と株式会社セブン-イレブン・ジャパンが共同で実施し、環境負荷を低減する新しい配送手法を模索するものです。使用されるバイオディーゼル燃料（BDF）は、植物由来の使用済み食用油から精製されており、燃焼時のCO2排出量はプラスマイナスゼロと評価されています。これは持続可能な開発目標（SDGs）の達成に向けた重要な一歩です。
約1,500店舗から回収した使用済み食用油を使用し、効率的な配送システムを構築する本プロジェクトでは、CO2削減効果や燃費データを収集し、将来的な車両台数や配送エリアの拡大を目指します。両社は、水素燃料やEVトラックの導入についても進めており、カーボンニュートラルな社会の実現に向けた具体的な取り組みを強化しています。企業としての責任を果たし、持続可能な選択肢を提供することが、今後のビジネスモデルの鍵となるでしょう。
レポート／DXマガジン編集部香田
