アスラテックは2021年6月2日、ロボット制御プラットフォーム「Asratec Cloud Robot System(アスラテック・クラウド・ロボット・システム)」を発表しました。クラウド型で、ロボットの操作や管理をウェブブラウザから行えます。遠隔地のロボットをリアルタイムで操作や監視したり、データを収集して、分析や動作予知に活用可能です。
Asratec Cloud Robot Systemは、ウェブブラウザで次のようなロボットの制御を可能にします。
・遠隔地のロボットを、コマンド送信やジョイスティック操縦によってリアルタイム操作
・ロボットのステータス情報やログ情報、統計データなどを取得
・ロボット側にある複数台のカメラ・マイクからの映像・音声を取得して、ロボットや周囲の状況を把握
・ロボットのステータス情報やログ情報、統計データなどを取得
・ロボット側にある複数台のカメラ・マイクからの映像・音声を取得して、ロボットや周囲の状況を把握
ロボット操作は、ジョイスティック操縦や、ウェブブラウザのGUI、協働ロボットのマスタースレーブ方式などに対応しています。オペレーターによる操作の記録や、ロボットの姿勢登録なども可能です。また、ロボットの動きを監視して、トラブル時に遠隔から復旧を試みるというような使い方もできます。
ロボットから取得し、蓄積するデータは、ロボットの稼働分析、故障検知や予知などに活用可能です。また、ロボットの遠隔操作から取得できるデータは、将来的な自動化の検討にも有効です。
Asratec Cloud Robot Systemは、用途を問わず、以下のようなロボットに対応できます。
・協働アームロボット
・走行ロボット
・清掃ロボット
・コミュニケーションロボット など ロボットに専用デバイスを接続して、クラウド経由で通信する仕組みのため、既存のロボットを改造せずに、システムに対応するようにできます。異なる種類のロボットや、複数のロボットを一括して管理することも可能です。ただし、専用デバイスを接続するインターフェイスがロボット側に必要になります。既存のロボット制御システムに専用アプリケーションをインストールし、そのアプリケーションからAsratec Cloud Robot Systemにアクセスすることも可能です。 なお、2021年6月1日にソフトバンクが開設した、最新ソリューション体験型施設の「Executive Briefing Center(EBC)」において、Universal Robots社の協働アームロボット「UR3e」が展示されています。Asratec Cloud Robot Systemは、同ロボットを5G通信経由で操縦するデモンストレーションにも採用されています。
・走行ロボット
・清掃ロボット
・コミュニケーションロボット など ロボットに専用デバイスを接続して、クラウド経由で通信する仕組みのため、既存のロボットを改造せずに、システムに対応するようにできます。異なる種類のロボットや、複数のロボットを一括して管理することも可能です。ただし、専用デバイスを接続するインターフェイスがロボット側に必要になります。既存のロボット制御システムに専用アプリケーションをインストールし、そのアプリケーションからAsratec Cloud Robot Systemにアクセスすることも可能です。 なお、2021年6月1日にソフトバンクが開設した、最新ソリューション体験型施設の「Executive Briefing Center(EBC)」において、Universal Robots社の協働アームロボット「UR3e」が展示されています。Asratec Cloud Robot Systemは、同ロボットを5G通信経由で操縦するデモンストレーションにも採用されています。

図2(写真):Asratec Cloud Robot Systemを使ったマスタースレーブ形式の協働ロボットの遠隔制御デモンストレーション(場所:ソフトバンク株式会社のExecutive Briefing Center)[左:オペレーター側、右:ロボット側]
同社は今後、Asratec Cloud Robot Systemの対応ロボットを拡充するほか、同システムを活用したソリューション開発にも取り組む考えです。