ファストドクターは2022年5月23日、在宅医療を担う医療機関向けのサービス「クリニックポータル」を発表しました。地域のかかりつけ医に対し、医療機関の患者情報や診療情報をオンライン経由で確認できるようにします。地域のかかりつけ医の24時間体制を支援する同社サービス「ファストドクターfor Medical」を利用する医療機関向けに、2022年5月16日より提供開始しました。
「ファストドクターfor Medical」は、在宅医療を実施する医療機関向けサービス。夜間や休日といった負担の大きい時間帯を対象に、往診や看取りをファストドクターが代行します。在宅医療を担う医療機関の安定的な24時間体制を支援することで、医療機関は在宅医療への参入が容易になります。医師や看護師、運転手といった人材コストを抑える効果も見込めます。2022年現在、年間5000件を超える依頼に対応しています。
ファストドクターは今回、「ファストドクターfor Medical」を利用する医療機関向けの新サービス「クリニックポータル」を発表しました。これは患者情報を一括管理するWebツール。患者の主病名や内服薬、治療経過などの診療情報を確認できます。ファストドクターへの往診や看取りの依頼を実施し、案件ごとの進捗状況をリアルタイムで把握することも可能です。
さらに、死亡診断書や死体検案書が必要な案件について、代診医に細かく指示を出せるサポート機能、ファストドクターの紹介で勤務した医師や運転手などの勤怠情報を確認する機能も備えます。勤怠実績は月次で一括ダウンロードでき、医療機関側の労務管理に役立てることもできます。
via fastdoctor.jp
同社は今後、「ファストドクターfor Medical」を通じて地域のかかりつけ医機能の強化を推進していく考えです。