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箱根町、AIを使った交通量調査で渋滞緩和や周遊利便性向上を目指す/#観光 #AIカメラ

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日立システムズは2022年5月17日、箱根町と箱根DMOと観光DXを目的とした包括連携協定を締結したことを発表しました。車両のナンバープレートをAIを使って読み取る交通量調査を実施し、観光客の集中・混雑といった課題解決に乗り出します。

 箱根町は全国でも有数の温泉観光地・観光立町。一方で、繁忙期の観光客の集中・混雑が課題でした。そこで日立システムズ、箱根町、箱根DMOの三者は、周遊における課題解決と周遊利便性の質向上を目的とし、AIカメラを用いた車両ナンバーの分類に取り組みます。車両別の行動パターンや時間別の混雑具合いを把握するためのデータを取得し、観光DX推進を図ります。  なお同町では、車両ナンバーを用いた交通量調査の実証実験を2021年12月から2022年3月まで実施。今回の包括連携協定では、AIカメラの設置箇所を拡大し、車両の通行量および属性把握、時間帯別、曜日別、都道府県別などの交通量を可視化・分析できるようにします。そのデータを活用し、周遊に関する課題やICT技術を活用した周遊利便性の向上につながる施策を検討します。  今回の包括連携協定の内容は次の通りです。
・車両周遊の利便性の向上に関すること
・車両交通量の把握及び分析に関すること
・車両交通渋滞の緩和に関すること
・観光DXに係る人材の育成に関すること
図1:包括連携協定による三者の取り組み

図1:包括連携協定による三者の取り組み

 今後はAIカメラをより広域に設置し、必要に応じて他の分析と連携することを検討します。行動パターンや趣味・嗜好に合わせたサービスを提供できるようにし、住民と来訪者がそれぞれ快適な生活、観光ができる街づくりを目指す考えです。さらには、渋滞構造可視化による渋滞緩和策の検討、観光地の密を避けるための混雑回避の誘起・移動円滑化、周遊促進、庁内のDX人材育成にも取り組みます。

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