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SCSK、IBMとの協業でメインフレーム・トランスフォーメーションを推進するサービス

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SCSKと日本IBMは2021年10月25日、両社の協業を拡充し、IBMメインフレームに関する包括的なサービスをSCSKがワンストップで提供すると発表しました。SCSKはビジネスパートナーとして、IBMのメインフレーム「IBM Z」の再販契約を締結しました。そして同メインフレームを利用している企業のITインフラの将来構想策定から運用管理までを、ワンストップでシームレスに支援します。メインフレーム・トランスフォーメーションを推進する同サービス「MF+(エムエフプラス)」は、2021年10月25日から提供開始します。

 多くの企業でデジタル変革(DX)が加速しています。企業のIT環境では、データやAIを活用した新たなデジタル技術の活用や、社内外の幅広い関係先との連携などが求められています。これはつまり、オープンでハイブリッドな環境へとトランスフォーメーション(変革)していくことです。  企業のIT環境には、以下のような多様なシステムが組み込まれます。 ・基幹のメインフレーム
・自社で所有・管理しているシステム
・クラウドシステム
・エッジ(端末側の)システム
・IoT機器  そのため企業では、これらの多様なシステムが緊密に連携する、新しいIT基盤の構想策定や、その実装が課題となっています。  今回、SCSKは日本IBMとの協業を拡充していくことを発表しました。SCSKは今回の「MF+」サービスで、IBMメインフレームを利用している企業のITインフラストラクチャーの将来構想策定から提供、設計、構築、モダナイゼーション、運用管理まで、ワンストップでシームレスに支援します。  MF+により、SCSKは、企業のメインフレーム・トランスフォーメーションを共に推進する役割を担っていきます。メインフレーム基盤の最適化と、ハイブリッドクラウド環境へのシームレスな統合を進めます。それにより、メインフレーム「IBM Z」の潜在能力を引き出します。IBM Zは、顧客企業のDXを戦略的に実現していくための信頼性とセキュリティを備えています。  またSCSKは、顧客企業のビジネスを支えるメインフレーム上のアプリケーションとデータの価値を最大限に活用します。そして、より高い投資対効果の実現、顧客ビジネスのさらなる加速を目指します。  IBMは、以下の役割を担います。 ・AIなどの最新技術の活用
・グローバルで培ってきたメインフレーム・アプリケーションのモダナイゼーション(最新化)
・大規模システムの移行や運用に関するノウハウ  これらにより、SCSKを支援します。  SCSKが提唱するメインフレーム・トランスフォーメーションは、以下の3つのパターンから構成されています。 ・パターン1:インフラのモダナイゼーション
・パターン2:アプリケーションのモダナイゼーション
・パターン3:さらなる活用(機能拡張・運用のモダナイゼーション)
図1:SCSKが提唱するメインフレーム・トランスフォー...

図1:SCSKが提唱するメインフレーム・トランスフォーメーション

 パターン3は、以下2つの項目に分類されています。 ・パターン3-A:拡張機能(API連携/データ利活用)
・パターン3-B:運用のモダナイゼーション
図2:SCSKが提唱するメインフレーム・トランスフォー...

図2:SCSKが提唱するメインフレーム・トランスフォーメーションのパターン3-A

図3:SCSKが提唱するメインフレーム・トランスフォー...

図3:SCSKが提唱するメインフレーム・トランスフォーメーションのパターン3-B

 両社は協業を通じ、顧客企業のDXを推進していきます。

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