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DX関連フリーランスの収入に満足は4割ほど、ただし会社員時代よりも相対的には満足/INTLOOP調べ

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INTLOOP(イントループ )は2022年8月22日、DX領域のフリーランス人材を対象とした、報酬に関する満足度調査の結果を発表しました。対象は、同社が運営するフリーランス向けの案件紹介サイトの登録者443名です。その結果、収入に満足している人は4割ほどでしたが、会社員時代よりも満足度は高いことが明らかになりました。

 INTLOOPでは、フリーランスエンジニア・コンサルタント向けに、以下の案件紹介サイトを運営しています。 ・「Tech Stock」(テックストック):フリーランスエンジニア案件紹介サービス
・「High Performer Consultant」(ハイパフォーマーコンサルタント):フリーランスコンサルタント案件紹介サービス  同社では今回、上記サイトの登録者を対象に、報酬に関する満足度調査を行いました。調査の概要は、以下の通りです。 ・調査期間:2020年3月3日~2022年5月1日
・調査機関:INTLOOP株式会社
・調査方法:INTLOOPが運営する「TECH STOCK」「High Performer Consultant」の登録者を対象としたインターネット調査
・対象者:居住地 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)
・年 代:20~60代
・性 別:男女不問
・回収サンプル数:443  調査のサマリーとして、以下が挙げられています。 ●フリーランスになってからの収入に満足している人は4割/会社員時代よりも満足度は高い
●フリーランスから正社員に戻りたい理由のトップは「収入の不安定さ」
 以下に、調査結果の詳細を説明します。 ●フリーランスになってからの収入に満足している人は4割/会社員時代よりも満足度は高
 まず、「フリーランスになった現在」と「会社員時代」、それぞれの収入に満足しているか(いたか)をたずねました。フリーランスの収入についての結果は、以下の通りです。 ・「満足している」:37.7%(「大変満足している」と合わせて全体の約4割)
・「どちらとも言えない」:40%(4割)
・「あまり満足していない」:16.3%(2割弱)
・「不満」4.7%  「会社員時代」と比較して、大きく変化している点としては、「不満だった」という人の割合が17.3%から4.7%まで減少しているということです。
図1:「収入に満足していますか?(いましたか?)」/企...

図1:「収入に満足していますか?(いましたか?)」/企業へのプロフェッショナル人材支援などを行うINTLOOP調べ

 会社員時代よりも、フリーランスになってからの収入の満足度が高くなっていることがうかがえました。 ●フリーランスから正社員に戻りたい理由のトップは「収入の不安定さ」
 次に「フリーランスから正社員に戻りたいと思ったことはあるか」、またその理由もたずねました。その結果、「フリーランスから正社員に戻りたい」と考えた人は全体の2割ほど(24.3%)でした。
図2:「フリーランスから正社員に戻りたいと思ったことは...

図2:「フリーランスから正社員に戻りたいと思ったことはありますか?」/企業へのプロフェッショナル人材支援などを行うINTLOOP調べ

 「戻りたいと思った理由」については、「フリーランスは収入が安定しないから」と答えた人が5割(54.3%)に上りました(理由について、少数回答は省略)。
図3:「フリーランスから正社員に戻りたいと思われた理由...

図3:「フリーランスから正社員に戻りたいと思われた理由は何ですか?」/企業へのプロフェッショナル人材支援などを行うINTLOOP調べ

 先の質問で、収入面で満足していない人が2割ほどいたことから、同社では、「仕事や働き方の自由度よりも収入アップを望んでフリーランスを選んだ人は、収入面を重視して正社員に戻ることも考えられる」としています。  また同社では今回、「参考」として、報酬に関する満足度以外の調査結果も公表しています。以下に、それぞれの調査結果を紹介します。 ●フリーランスという働き方を検討・選択したのは「自由度を重視」した結果
 調査では、「フリーランスとして働き始めたきっかけ」もたずねました。以下のような回答数となりました(少数回答は省略)。 ・「より自由な働き方(勤務時間・業務の進め方)をしたいと思った」:194(64.7%:回答の7割)
・「報酬を上げたいと思った」:144(48%:回答の5割)
・「自分の力を試したいと思った」:88(29.3%)
・「正社員でできることに限界を感じた」:60(20%:回答の2割)
図4:「フリーランスとして働き始めたきっかけを教えてく...

図4:「フリーランスとして働き始めたきっかけを教えてください」/企業へのプロフェッショナル人材支援などを行うINTLOOP調べ

 同社では、「正社員でできることに限界を感じた」という意見の背景に、仕事の幅や種類などを自身で判断できる「裁量の自由度」が含まれると考えました。  そして、「自由な働き方をしたいと思った」という7割の回答と「正社員でできることに限界を感じた」という2割を合わせると、9割の人が「自由度」というキーワードでフリーランスを選んだと分析しました。「組織に縛られずに自身のペースでキャリアを築きたいと考えていることがうかがえる」としています。 ●50代以降も「フリーランス」で働き続けたい人は6割、続ける秘訣は「スキルアップ」と「人脈づくり」
 さらに、「フリーランス」としての現在の働き方に満足しているか、今の働き方を何歳まで続けたいか、それぞれたずねました。
図5:「現在の働き方に満足していますか?」「何歳まで今...

図5:「現在の働き方に満足していますか?」「何歳まで今の働き方を続けたいですか?」/企業へのプロフェッショナル人材支援などを行うINTLOOP調べ

 以下のような結果が分析されています。 ・働いている人は、6割の人がそのワークスタイルに満足しています。
・反対に「満足していない」と答えた4割の人が挙げた理由としては、「収入」と「業務内容」がそれぞれ6割近くとなりました。
・また、「今の働き方を何歳まで続けたいですか?」という質問に対しては「40代」「50代」「60代」「70代」がそれぞれ2割ずつとなりました。  組織に戻ることなく、50代以降もフリーランスで働こうと考える人も多いことが分かりました。  最後に、「年齢を重ねてもフリーランスとして働き続ける秘訣」を質問しました。以下のような回答結果になりました。 ・「スキルアップ」が8割(78%)
・「人脈づくり」が7割(69.2%)
図6:年齢を重ねてもフリーランスとして働き続ける秘訣/...

図6:年齢を重ねてもフリーランスとして働き続ける秘訣/企業へのプロフェッショナル人材支援などを行うINTLOOP調べ

 また「健康管理」と答えた人も多くいました(54.2%)。同社では、自由な働き方を選ぶ半面、組織に属さないがゆえのバックアップ体制や社会的保障などの薄さから、自己管理を重要視していることが分かるとしています。  全体として、今回の調査では、フリーランスという働き方を選んだ人の相対的な満足度が高いことが分かったとのことです。 関連リンク
INTLOOP(イントループ)株式会社
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