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おせちは大人数から個食へ?少人数と「おためし」で売上1.5倍の訳

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楽天グループが実施した20代〜70代1,000人の意識調査と「楽天市場」の購買データが示すのは、少人数・パーソナル志向の台頭です。味・価格・品目が選定軸となる中、食べきりサイズやおためし商品が急伸しています。

ECデータが示す需要の分化と商品化のヒント

楽天グループが発表した「おせちに関する意識調査」(20代〜70代男女1,000人)では、2026年の準備方法について「一部を手作りし一部を購入する」が57.7%で最多となり、「すべて購入する」が39.6%と続きました。完全手作りは10.2%にとどまり、多くの消費者が手作り要素を残しつつ購入で補填する姿勢を示しています。購入先は「スーパーマーケット」が56.1%で最多、「インターネット通販サイト(ECサイト)」が33.6%、「百貨店」が28.8%でした。

おせち選びの重視点は「味のおいしさ」が69.9%と突出し、「価格の手頃さ」が52.6%、「品目の豊富さ・バリエーション」が50.9%で続きます。年始の家族団らんで楽しむ文化は依然強く、「家族」とともに食べると回答した割合は88.2%に達しています。一方で、食る人数は「3〜4人」が56.1%と過半を占めるものの、「1〜2人」も約3割を占め、少人数世帯のニーズが明確に存在します。

嗜好別の潜在需要も浮き彫りになりました。「好きなものだけが入ったおせち」を挙げた人は24.1%、「少人数向け(1〜2人前)」は23.5%、「定番王道おせち」も20.4%で、個々の嗜好やライフスタイルに合わせた商品への関心が高いことが分かります。これを受け、「楽天市場」では従来の大人数向け商品に加え、1〜2人で食べきれる少人数おせちを拡充しています。

購買データでは、少人数おせちの流通総額が高齢化や少人数世帯の増加を背景に、2025年7〜8月の前年比で約1.5倍に増加しました。さらに、本格おせちをECで購入する前に試せるミニの「おためしおせち」や、個人の嗜好に特化した「パーソナルおせち」もラインナップされています。例として「スイーツおせち」は2025年7〜8月で流通総額が前年比約1.2倍に伸長し、「肉だけおせち」「キャラクターおせち」などニッチ商品も取り揃えられています。

これらのデータは、消費者が味や価格、品目のバランスを重視しつつ、サイズや中身のカスタマイズ性を求めていることを示しています。楽天市場は購買データをもとに食べきりサイズやトライアル商品、嗜好特化商品を投入しており、EC上での品揃え多様化が顕著になっています。商品企画や販売設定においては、味と価格の訴求、サイズバリエーションの明確化、試供版やミニ商品による検討促進が鍵となる流れです。

詳しくは「楽天グループ株式会社公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權

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