損害保険ジャパンは2022年10月19日、Z世代とマネジメント層の社員を対象とした育成プログラムの開始を発表しました。未来を担うZ世代のさらなる活躍・成長を支援するとともに、マネジメント層が多様な価値観を受け入れられるようにするのが狙いです。同年10月より開始します。
Z世代、マネジメント層のそれぞれに適した育成プログラムを実施します。双方とも3カ月間のプログラムです。
Z世代向けの育成プログラムが「Innovation Z」です。対象は入社2~4年目の社員で、互いで教え合い、学び合い、切磋琢磨する環境づくりに主眼を置きます。具体的には集合研修やオンラインのチームディスカッションなどに取り組みます。チームによるプレゼンテーションでは先輩社員がサポーターとしてアドバイスしたり、取締役を含む役員が審査員としてフィードバックしたりします。
マネジメント層向けの育成プログラムが「SJ New Leadership Discovery」です。社員一人ひとりが自ら考え、協働し、成果を生む「自走する組織」に移行することに主眼を置きます。具体的には、個人学習とチームラーニングにより、最新の組織論やマネジメント論を体系的に学びます。さらに学んだことを職場で実践し、組織の変革にも取り組みます。プログラム終了後も卒業生のコミュニティで学び続けられるようにし、「自走する組織」への変革実現を目指します。なお本プログラムは、ループス・コミュニケーションズと共同で設計し、最新のマネジメントを一流の講師から学べるようにします。
なお損害保険ジャパンでは2022年7月に人材育成体系を刷新。これからの時代に求められる保険商品やサービス、それを生み出すために必要なコンピテンシーを「7つのチカラ」と定義し、「7つのチカラ」を伸ばすことを目的とした人材育成体系に見直しました。
同社は今後、社員が主体的に学べる環境づくりに取り組む考えです。学びの場を用意し、ビジネスパーソンとして実力を備えた人材育成を目指します。
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