NTTドコモは2023年8月、人事労務業務を支援するSaaS「SmartHR」を導入しました。入社手続きの煩雑な業務を見直し、人事・労務担当者の業務負荷を軽減するのが狙いです。SaaSの導入を支援したSmartHRが2023年10月12日、発表しました。
NTTドコモでは組織再編により、新入社員の入社手続きの対象が拡大。新入社員の受け入れ業務の抜本的な見直しを迫られていました。
そもそも同社では、新入社員の入社手続きに関する書類の作成や、書類の受け渡しを手作業で実施していました。メールによる個別対応や表計算ソフトを使った進捗管理も、人事・労務担当者の負担になっていました。さらに、住所などの従業員情報の収集は、内定や配属などのフェーズに応じて段階的に実施しなければならず、半年ほどの期間を要することもあって担当者の負担になっていました。
そこで同社は、労務手続きのペーパーレス化に着手。その結果、大手企業への導入実績や導入後の手厚いサポートなどを評価し、SmartHRのクラウドサービス「SmartHR」を採用することにしました。
「SmartHR」では、人事・労務担当者が必要な情報をオンラインで管理。これまで紙で管理していた約1000人分の新入社員の入社手続き用書類もペーパーレス化します。これにより、手作業で書類を作成したり、表計算ソフトで進捗を管理したりといった手間を解消します。従業員が自身のPCやスマートフォンを使って必要情報を入力できるため、人事・労務担当者が都度入力する手間もかかりません。
さらに、導入後の運用を支援する利用マニュアルやヘルプページ、チャットサポートなどを用意。導入直後でも人事・労務担当者がスムーズに業務に取り組める支援体制も整備します。
NTTドコモは「SmartHR」導入により、業務の効率化だけではなく従業員の満足度向上も見込みます。NTTドコモを含むドコモグループ全体のDX化に貢献することも期待します。
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株式会社SmartHR
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