AOSデータは2023年7月24日、観光テック分野のカオスマップを公開しました。本マップは、観光産業におけるさまざまなテクノロジーを理解する手助けとなります。
観光テックとは、観光分野で使われるテクノロジー全般を指す言葉です。観光業に関わる企業が観光テックを積極的に採用することで、観光体験の向上や業務の効率化を見込めます。観光テックには、スマホの地図アプリやAIを活用した案内ロボットがあります。さらに、言語翻訳サービス、ブロックチェーンを使った安全な予約システム、クラウドを利用した顧客情報管理、メタバースを使ったバーチャル観光体験などもあります。
観光テックは、観光業者がより効率的に業務を遂行し、新たなビジネスモデルを創出したり、競争力を向上させたりすることに貢献します。旅行者は、より便利で魅力的な観光ができ、豊かな体験ができます。
AOSデータは、これら製品・サービスを観光業界がどのように取り入れ、活用しているかを調査するために「観光テックカオスマップ」を作成しました。このマップでは、デジタル体験、データドリブン観光、スマート交通など、8つのメインカテゴリに分けられています。メインカテゴリは、それぞれさらに細かく分かれ、合計32の分類されます。
このマップを使うことで、観光テックの最新トレンドを把握し、どのような企業がどのようなサービスを提供しているかが一覧でわかります。
例えば、HISや近畿日本ツーリスト、JTBなどの企業は、バーチャルツアーで観光地をデジタル体験できるサービスを提供していることがわかります。Googleマップやるるぶなどのサービスは、観光ガイドや観光マップの役割を担う位置にあります。
夏休みの旅行シーズンを迎え、事業を盛り上げるため、観光企業はカオスマップでどんな製品・サービスが取り上げられているか把握することが大切です。観光業に属する多くの企業が観光テックに目を向ける中、今後のテクノロジや製品・サービスの動向を知るためにも、カオスマップを活用することが見込まれます。
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