プラスアルファ・コンサルティングは2022年8月18日、同社のタレント管理システム「タレントパレット」がiCD協会の定義するタスク/スキルディクショナリを標準機能として実装したことを発表しました。iCD協会設定のスキルシートを、タレントパレットのスキル管理や研修管理で活用することで、企業のデジタル/DX人材育成を支援します。
「Talent Palette」(以下、タレントパレット)は、プラスアルファ・コンサルティングが提供する「タレントマネジメント」システム(サービス)です。科学的根拠に基づいた戦略的人事を可能にします。
人材戦略に必須となる採用から育成、配置、評価、抜擢・活躍までを一気通貫で行うというものです。
今回、タレントパレットは、一般社団法人iCD協会の定義するタスク/スキルディクショナリを標準機能として実装し、「iCD協会認定システム」として認定を受けました。
iCD協会では、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が公開した「iコンピテンシ ディクショナリ(iCD)」に基づいて、企業の活動を支援しています。
i コンピテンシ ディクショナリ(iCD)とは、企業が着実に成長していくために求められるタスク(業務)とスキル(能力)を体系的にまとめたものです。iCD協会が定義し、多くのIT企業や情報システム部門のスキル評価などに活用されています。
タレントパレットでは今回、DX人材に求められるスキルや素養のうち、ITスキルについて、iコンピテンシ・ディクショナリ(iCD)を標準テンプレートとして実装しました。それにより、「iCD協会認定システム」として認定されました。
タレントパレットでは、このテンプレートを、スキルシートを用いて見える化するための1つの基準として用います。
今回、標準搭載された「iCDスキルテンプレート」は、iCD協会が策定した99種類の「タスクプロフィール」(職種)に対して求められるタスクと重みづけを設定できるものです。
次の図で示す、99種類のタスクプロフィールを、「職種」として用意しました。
テンプレートなので、企業別に必要な職種を選択し、対応するスキル(タスクプロフィール)の組み合わせおよび重みづけを任意に設定できます。
タレントパレットの利用ユーザーは、iCDをベースとしながら、それぞれの業務に合わせてカスタマイズしたスキルシートを作成できます。タレントパレットでの、iCDタスクディクショナリ入力画面は以下の図のようになります。
iCDタスクディクショナリでは、1つのタスク(スキル)が複数の職種にまたがって定義されています。ただし、入力したスキルレベルは全職種に対して共有されるため、職種を切り替えて何度も重複入力する必要がありません。
また、スキルの分布状況を可視化することで、戦略的な人材配置・人材育成に活用することが可能です。以下のような分析機能があります。
・スキルアップ分析
定期的にスキル回答してもらうことで、時系列でのスキルアップ状況を確認できます。
定期的にスキル回答してもらうことで、時系列でのスキルアップ状況を確認できます。
・スキル状況レーダーチャート分析
スキル習得状況を、レーダーチャートで確認することが可能です。
スキル習得状況を、レーダーチャートで確認することが可能です。
・iCDスキル・ポートフォリオ分析
個人別のスキル習熟度のばらつきを表示します。強みを赤色、弱みを青色で表示することで、一目で把握することができます。
個人別のスキル習熟度のばらつきを表示します。強みを赤色、弱みを青色で表示することで、一目で把握することができます。
また、タレントパレットの研修機能では、スキルデータと連動して「お勧め研修コンテンツ」を表示できます。不足しているスキルの効果的な強化促進が可能です。
さらに、Schoo社の提供する「Schoo for Business」ともシームレスに連携可能です(別途オプション契約が必要)。DX人材育成コンテンツなどの新鮮かつ豊富な研修コンテンツを利用できます。
なお今回、「iCD協会認定システム」認定記念として、期間内にタレントパレットを新規契約した企業に対し、初期費を一部割引するキャンペーンを実施するとのことです。
タレントパレットでは今後も、新機能の企画・開発の強化を続け、より多くの企業に社員データを活用した科学的人事戦略を実践してもらうことを目指します。それにより、働き方改革や企業の人事戦略を支援していきます。
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