NECネッツエスアイは2021年9月2日、LINEを使って注文から決済まで完結する「モバイルオーダーサービス」を発表しました。同日より提供を開始します。
専用アプリやサービスを用いず、LINEを使っているのが特徴です。チャットボットとやり取りすることで、注文から決済までをスマートフォン上で完結できます。店舗が導入すれば、来店客による行列や商品を受け取るまでの待ち時間を解消でき、顧客満足度向上を見込めます。店頭での会計が不要になることから、非接触で顧客対応できるのもメリットです。なお、同サービスは多言語に対応。外国人でも容易に利用可能です。
via www.nesic.co.jp
同サービスをすでに導入するケースもあります。京セラドーム大阪で2021年6月より、オリックス・バファローズ主催試合開催日の一部店舗で提供を開始しています。野球観戦時の攻守切り替えで発生する飲食店での混雑や待ち時間を削減し、3密の回避と快適な観戦環境を実現することで顧客満足度の向上に寄与します。
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同社は今後、注文データの収集・蓄積、AI分析するプラットフォームを構築し、マーケティング活用の支援ツールとしてのサービスも展開予定です。さらにスタジアムだけではなく、フードコート、飲食店、ホテルやショッピングモールなどにも展開し、街全体のデジタル化と利便性の向上に貢献する考えです。そこで得られる利用傾向や販売データを収集/蓄積/分析することで、店舗運営の効率化や住民サービスの改善に寄与していきます。
なお同社は、本サービスを含むまちづくり関連サービスで、2025年度に500億円の売上を目指します。