ipocaは2022年6月9日、店舗の来店人数をAIで予測するサービス「アスシル-来店人数予測」を発表しました。店頭での食品ロスや商品の廃棄ロス削減を見込みます。
「アスシル-来店人数予測サービス」は、AIを使ってビッグデータを分析することで来店人数を予測するサービス。これまでの経験や勘による仕入の精度が向上することで、商品発注や加工品の製造数の最適化を図れます。値引きロスや廃棄ロスの削減を見込めます。
平均93.5%という高い予測精度が特徴です。GPSデータや気象データ、ID-POSデータなど、50種類以上の豊富な特徴量変数を使った独自の機械学習アルゴリズムでモデル化します。これにより、PoC(概念実証)では平均93.5%の高精度予測を実現していると言います。
via www.ipoca.jp
競合店舗の来店人数や売上予測にも利用可能です。GPSデータを活用することで、自店の商圏内にある競合店舗の来店人数や売上も予測できます。競合店と比較することで、集客のためのより効果的な施策や値引き、仕入量の予測に活用できます。
同サービスでは、予測結果に影響したデータを可視化します。根拠となるデータが、予測にどう影響したのかを分析することが可能です。過去の経験と組み合わせて分析することで予測精度をより向上できます。データを読み取るスキル向上も見込めることからデジタル人材育成にも寄与します。
アスシル-来店人数予測サービスの提供形式はクラウド。料金は店舗ごとの月額課金です。
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