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横河電機とNTTコミュ、生産制御システムと製造実行システムのクラウド化で製造業のDXを支援

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横河電機とNTTコミュニケーションズは2021年10月19日、製造業のDXを支援する「共同利用型OTクラウドサービス」を発表しました。サービスの共同開発と提供に関する業務提携を2021年10月に締結し、生産制御システムと製造実行システムのクラウド化と、その発展型となる共同利用型OTクラウドサービスの提供を進める考えです。

 両社は事業提携により、製造業の課題解決とDX推進を支援します。具体的には次の3つの取り組みを進めます。 ・生産制御システムと製造実行システムのクラウドサービス化
 生産制御システムや製造実行システムなどの特定のOT(Operational Technology)領域のシステムをクラウドに移行し、サービスとして提供します。これまでも横河電機では、クラウド上でプラントの設備データを分析し、保守運用の効率化を図るサービス「Yokogawa Cloud」などを提供しています。今回の提携では、OT領域のシステムをNTTコミュニケーションズの「Smart Data Platform」上に構築し、システムの更改や機能拡充、制御内容の変更などに柔軟に対応することを可能にします。 ・「共同利用型OTクラウドサービス」の開発および提供
 生産制御システムと製造実行システムのクラウドサービスに、OT-ITオーケストレーション機能を加え、各利用企業の生産制御システムと製造実行システムを連携する「共同利用型OTクラウドサービス」の開発および提供に取り組みます。迅速なシステム更改や機能拡充をオンデマンドで実施するほか、利用者間のデータを相互に活用し、製造業界のサプライチェーン全体の最適化を図ります。例えば、社会の脱炭素要求の高まりに対し、データを分析して、サプライチェーン全体から発生するCO2排出量を抑える製法を特定できるようにします。
図1:「共同利用型OTクラウドサービス」の概念図

図1:「共同利用型OTクラウドサービス」の概念図

・「共同利用型OTクラウドサービス」のパートナー・利用者の拡大
 「共同利用型OTクラウドサービス」の機能拡充を担うパートナーと、その利用者の拡大に連携して取り組みます。  なお横河電機の役割は、OT領域における制御や製造管理に関する知見を活用した「共同利用型OTクラウドサービス」を提供するためのシステム開発を担います。NTTコミュニケーションズの役割は、IT領域におけるセキュリティやクラウドに関する知見を活用した「共同利用型OTクラウドサービス」を提供するためのプラットフォーム開発を担います。  両社は今後、生産制御システムと製造実行システムのクラウド化に関する実証実験を2022年2月に開始し、2022年度中のサービス開始を目指します。その発展型となる「共同利用型OTクラウドサービス」は、2022年度中に共同実験に着手し、2024年度中のサービス提供を目指します。

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