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NEC、小中学校のICT利活用促進を支援するプロジェクト発足

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NECは2022年10月17日、「NECカスタマーサクセスプロジェクト」の発足を発表しました。全国の教育委員会や学校に対し、GIGAスクール端末の利活用促進を図ります。研修やデータ分析、アドバイスなどを通じて端末の利用を支援します。

 「NECカスタマーサクセスプロジェクト」は、研修や利用データの分析、適切なサポートなどを通じて、学校などのさらなるICT利活用を促進させるための取り組み。日本の学校のICT活用率が伸び悩む中、プロジェクトによりタブレットなどを活用する素地を築けるようにします。
図1:研修のイメージ

図1:研修のイメージ

 プロジェクトの対象は、NECが提供するタブレット端末か学習eポータルを導入する全国の小中学校です。学習eポータルを前向きに導入しようと検討する自治体も含みます。参加料金は無料です(2022年10月~2023年3月末日)。23年度以降の参加料金は改めて案内する予定です。  プロジェクトでは次の取り組みを実施します。
・端末の利活用状況や課題のヒアリング及びアドバイス(2カ月に1回程度)
「どのような教材アプリケーションやデジタルツールを活用しているのか」、「どれくらいの頻度どのような活用をしているのか」、「活用に関する課題感」などをヒアリングし、他自治体での活用方法や課題に対する対応策についてアドバイスします。 ・教育委員会、小中学校ごとに完全オーダーメイド研修の企画・実施(1~3回)
全国の教育委員会と端末利活用状況や課題について打ち合わせを実施し、それぞれのニーズに合わせた研修の設計から実施までを支援します。 ・研修後の利用の変化についての定点観測(3カ月に1回程度)
研修実施後に活用方法や利用頻度などの変化を確認しながら定点的にデータやインタビューなどを実施します。これらを通じて、次の対策を教育委員会の担当者と確認します。
図2:研修実施までの流れイメージ(左図)と、教材の活用...

図2:研修実施までの流れイメージ(左図)と、教材の活用度合いの傾向分析例(右図)

 研修は主に次の内容をレクチャーします。
・学習eポータルとMEXCBTの背景理解と操作研修
・Chromebook、Windows、iPad等の端末研修
・デジタル教科書や教材、アプリケーションの授業デザイン及び操作研修
・情報モラルやセキュリティポリシーに関する研修
・学習目標の設計や授業デザインに関する研修  NECは今後、「NECカスタマーサクセスプロジェクト」を通じてより多くの端末利活用を支援していくことで、個別最適な学びや協働的な学びを促進していく考えです。その地域においてどのような学びを実現していきたいのかを教育委員会と対話し、ICTの効果的な活用、採択する教材や連携体制など、どのようにサポートできるのかを一緒に考えていきます。
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