ペーパーロジックは2022年8月23日、IT補助金の活用に関する調査結果を発表しました。IT導入補助金2022の活用を検討する中小企業の経営者107人に聞いた結果です。IT導入補助金でどんなツールを導入するのか、活用にあたっての不安などを聞いています。
IT導入補助金2022を活用するならどんなITツールを導入するのかを聞いた結果が図1です。
via paperlogic.co.jp
「ペーパーレス化ツール」が47.7%でもっとも多く、「顧客対応・販売支援ツール」(43.0%)、「ハードウェア(PC・タブレット・プリンターなど)」(43.0%)が続きます。
ではペーパーレス化で何を期待するのか。前問で「ペーパーレス化ツール」と答えた人に聞いた結果が図2です。
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「手続きの負担軽減」が76.5%でもっとも多く、「管理コストの軽減」(68.6%)、「印刷コストの削減」(62.7%)が続きます。紙を処理する運用負荷を減らしたいと考える経営者は少なくないようです。加えて、紙の書類を使い続けることによるコストを減らしたいというニーズも高いようです。
なお自由回答には次の回答もありました(一部抜粋)。
・管理方法・検索方法の簡便化。
・資源ごみの削減。
・保管と管理が場所と時間の節約になる。地震水害、火災などの対策になる。
・保管の手間がなく、リモートワークにも対応すること。
・時短。
・経費削減。 IT導入補助金を活用する上で不安や懸念していることを聞いた結果が図3です。
・管理方法・検索方法の簡便化。
・資源ごみの削減。
・保管と管理が場所と時間の節約になる。地震水害、火災などの対策になる。
・保管の手間がなく、リモートワークにも対応すること。
・時短。
・経費削減。 IT導入補助金を活用する上で不安や懸念していることを聞いた結果が図3です。
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「補助金申請の方法がわからない」が34.6%でもっとも多くなりました。さらに「導入後にツールを十分に使いこなせない」と「どのツールを優先的に導入すれば良いかわからない」がともに33.6%と高い割合を占めています。申請方法が分からないという声が多い一方で、ツールの選定や運用に不安を抱える経営者が多くいることが分かります。
自由回答には次の回答もありました(一部抜粋)。
・IT導入補助金が受けられるツールやサービスの範囲がどの程度なのか、受けられるもの受けられないものの中身を詳しく知りたい。
・費用対効果が見えないことが不安。
・申請に手間がかかる、導入を決めてからの申請で間に合わないことがある。
・本当に導入したいツールが補助金の対象になるのかどうか不安。
・ソフトも何が良いのか分からない。 IT導入補助金2022を活用する場合、導入時のコンサルティングも付いているシステムの方がいいと思うか。その結果が図4です。
・IT導入補助金が受けられるツールやサービスの範囲がどの程度なのか、受けられるもの受けられないものの中身を詳しく知りたい。
・費用対効果が見えないことが不安。
・申請に手間がかかる、導入を決めてからの申請で間に合わないことがある。
・本当に導入したいツールが補助金の対象になるのかどうか不安。
・ソフトも何が良いのか分からない。 IT導入補助金2022を活用する場合、導入時のコンサルティングも付いているシステムの方がいいと思うか。その結果が図4です。
via paperlogic.co.jp
「ややそう思う」が51.4%でもっとも多く、「非常にそう思う」(26.2%)と合わせると8割近くの経営者が、導入時のコンサルティングを伴うシステムを選びたいと考えていることが分かります。
導入時のコンサルティング付きシステムを選びたいと答えた経営者に聞いた主な理由は次の通りです(一部抜粋)。
・使いこなせないと無駄になってしまう。
・こちらのスキル不足と導入の目的、効果に対する道筋が弊社単独では時間もなく、より良い方法を考えられない。
・導入後の運用がスムーズになりそうだから。
・適切なアドバイスを得られるのではないかと、期待できるから。
・まかせるほうが楽。
・こまった時に相談できる専門家がいるのは心強い。
・使いこなせないと無駄になってしまう。
・こちらのスキル不足と導入の目的、効果に対する道筋が弊社単独では時間もなく、より良い方法を考えられない。
・導入後の運用がスムーズになりそうだから。
・適切なアドバイスを得られるのではないかと、期待できるから。
・まかせるほうが楽。
・こまった時に相談できる専門家がいるのは心強い。
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