読売巨人軍、読売新聞東京本社、ナビタイムジャパンの3社は2021年8月12日、巨人戦の開催日における東京ドーム周辺駅の混雑予報の提供を、同日より始めたことを発表しました。プロ野球の巨人戦の開催日に合わせて、東京ドーム周辺の水道橋駅、後楽園駅、飯田橋駅の3駅の混雑予報を、1時間単位で提供します。野球観戦の来場者だけでなく、通勤・通学など日常生活で駅を利用する地域の人々の、快適な移動に活用してもらうことが目的です。
今回、対象の各駅(水道橋駅、後楽園駅、飯田橋駅)の混雑予報について、「東京ドームでの巨人戦開催日における混雑予報」の特設ページを開設します。
これは、ナビタイムジャパンの経路検索サービス内に掲示します。経路検索での結果に応じて、対象の駅が指定(到着駅もしくは出発駅として)された場合に、特設ページへのリンク情報が表示されます。
特設ページ内では、試合開催日当日(試合がない場合は次の試合日)の混雑予報を確認することができます。
この情報は、ナビタイムジャパンが保有する経路検索ビッグデータを活用したものです。東京ドーム周辺駅の混雑状況や、過去の検索データから分析した混雑予報を表示します。さらに、試合当日は、順次増える検索データをリアルタイムに集計し、混雑予報に反映させます。
具体的には、以下のサービスサイトにおいて、トータルナビもしくは乗換検索時に対象駅(水道橋駅、後楽園駅、飯田橋駅の3駅)に対してルート検索をした画面などから、混雑予報ページへの案内(バナー)が表示されます。
・「NAVITIME」サイト(スマートフォン/PC)
・「NAVITIME」アプリ
・「乗換NAVITIME」アプリ
・「NAVITIME」アプリ
・「乗換NAVITIME」アプリ
利用料金は無料です。また提供は、2021年8月12日(木)~2021年10月16日(土)の期間となります。ペナントレース終了日までの掲載を予定しています。ただし、読売巨人軍がクライマックスシリーズや日本シリーズに出場して東京ドームが会場になる場合は、その期間も延長して掲載される予定です。
新型コロナウイルスの「街ぐるみの感染対策」推進に向けて、2021年5月20日、「後楽園・神宮外苑地区新型コロナウイルス地域対策協議会」が読売巨人軍、ヤクルト球団の主管で設立されました。「巨人戦開催時の東京ドーム周辺駅の混雑情報を配信するサービス」は、その活動の1つとして、読売巨人軍と読売新聞東京本社により企画されたものです。
後楽園地区は、オフィス、商業施設、住宅が混在しています。同サービスを利用することで、この地区を通勤や通学で利用する人々と、プロ野球の試合に来場または試合後に帰宅の途につく客が重なる時間帯をすばやく確認できます。そのため、混雑を回避しやすくなることが予想されます。両社は今後も、より多くの人々向けた感染対策に取り組んでいきます。
また、ナビタイムジャパンは、駅混雑予測の技術を活用して、特設ページの開発、およびサービス内への情報掲出を行いました。今後は、混雑予測精度を向上させていきます。また、混雑情報を必要とされる事業者と連携することで、情報を充実させていく予定です。そして、利用者の快適な移動をサポートします。
3社は、他の球場においても周辺駅の混雑情報を発信することを検討しています。さらに、プロ野球に限らず、東京ドームで開催される各種イベントで活用することも検討中です。移動における選択肢の1つとして、混雑情報を提供することで、来場者や、周辺地域の人々の快適な移動に貢献することを目指します。