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サッポロが夏向けの低アルコール飲料発表、AIが原料の組み合わせなどを調合

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サッポロホールディングスは2023年7月3日、新商品「サッポロ 男梅サワー 通のしょっぱ梅」を発表しました。AIシステムが示したレシピを商品開発に活かしています。グループ会社のサッポロビールが7月4日より全国で数量限定販売します。

 サッポロビールが発売する新商品は「サッポロ 男梅サワー 通のしょっぱ梅」。梅干しの液中粉砕浸漬酒と梅干しをすりつぶしたペーストを使用し、暑い夏にピッタリのしょっぱさを味わえる低アルコール飲料です。

この商品の最大の特徴は、AIを使って開発した点です。サッポロホールディングスと日本アイ・ビー・エムが共同開発したシステム「N-Wing★(ニュー・ウィング・スター)」を使用し、商品開発を効率化しています。

「N-Wing★」は、栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料を開発するための専用システム。これまで商品化した約170商品で検討した配合(約1200種)と、原料情報(約700種)を含むレシピを学習しているのが特徴です。新商品のコンセプトや必要な情報をシステムに入力すると、目標とする配合の骨格をもとに原料の組み合せ、各原料が商品全体の中に占める割合(配合量)を瞬時に予測します。推奨配合と推奨香料からなるレシピの出力も可能です。

サッポロビールの開発担当者は、出力されたレシピを参考にして必要な原料を調達し、試作品を開発しました。「N-Wing★」を使うことで、最適な味覚設計のためのヒントを得られたと言います。しょっぱさを増すための意外な隠し味として、清涼感を与えることに影響するフレーバーを使用しています。これにより、これまでの男梅サワーと塩分量をほぼ変えず、梅干し感やしょっぱさを強めることが可能にしています。

「サッポロ 男梅サワー 通のしょっぱ梅」は、350ml缶と500ml缶の2種類を用意。参考小売価格は、350ml缶が172円、500ml缶が234円です(ともに税別)。7月4日より全国で販売を開始します。

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