DXの業界で今誰もが注目しているChatGPT。今回は、ChatGPTのバージョンであるGPT-3.5とGTP-4の違いについて解説します。
ChatGPTには、バージョンが複数存在します。
中でも、現行の主なバージョンはGPT-3.5とGPT-4の2つです。
GPT-3.5とGPT-4は、何がどう違うのでしょう。それぞれ詳しく見ていきます。
新しいのがGPT-4、古いのがGPT-3.5
GPT-3.5は、無料版ChatGPTの2023年5月の現行バージョンです。元にしているデータは、2021年9月までなので、それ以降の情報については質問しても答えてくれません。
一方、GPT-4は、2023年5月にリリースされた最新バージョンのChatGPTです。2023年5月時点では、有料プランでのみ利用可能です。
より賢いのがGPT-4
GPT-4は、GPT-3.5と比べて精度が向上しています。ユーザーの質問の背景や前提を推察して、答えてほしい回答をしてくれる可能性が高くなっています。
ChatGPTに質問するコツのことは「プロンプトエンジニアリング」と呼ばれ、twitterなどでも活発な情報交換が行われていますが、GPT-4は、質問のコツを押さえていなくても、必要な答えを得やすくなっています。
有料なのがGPT-4
前述の通り、2023年5月時点では、GPT-4は、有料プランでのみ利用可能です。一方、GPT-3.5は、アカウント登録をすれば無料で使えます。
回答が早いのがGPT-3.5
GPT-4は、GPT-3.5よりも新しいということは、すべてにおいて、GPT-3.5を上回っているのでしょうか。
実は、GPT-4は、GPT-3.5よりも回答が返ってくる速度が遅いです。賢くなった代わりに、構造が複雑になり、スピードを犠牲にしたのがGPT-4なのです。
まとめ:用途に合わせたバージョンでスマートなChatGPT活用を
ChatGPTを開発するOpenAIによると、GPT-4は、安全性や創造性も向上しているといいます。
いずれにしても、自分がどういう用途でChatGPTを使うのかによって、GPT-3.5にするか、GPT-4にするかを決めるのがよいでしょう。
まずはChatGPTを使ってどんなものか試したい、という人は、無料で使えるGPT-3.5がよいでしょう。
しばらく無料のGPT-3.5を使ってみて、有料でもいいからもっと精度が高いものにしたいという人は、GPT-4に切り替えるのがおすすめです。
しかし、GPT-4は低速なので、回答速度を犠牲にしたくない人にとっては、GPT-3.5を使い続けるのもスマートな選択といえます。
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