
DXセミナー
2023.05.30
【6/21開催】人事・総務・人材開発部門必見! 従業員体験にフォーカスした人事総務の役割
連載
2023.04.11
CXの必要性が叫ばれる中、小売業ではお客様に近づくための「接客」の重要性が増しています。お客様にとって「接客」は大きな価値体験となり得るほど、重要な役割を担います。「接客」では何を重視し、何に注意すべきか。ここでは、「セブン‐イレブン・ジャパン」を創設したセブン&アイ・ホールディングス名誉顧問の鈴木敏文氏の著書「鈴木敏文のCX(顧客体験)入門」の内容をもとに、これからのCX時代に求められる接客の極意を紹介します。【鈴木敏文のCX(顧客体験)入門 Vol.9】
モノ余りで消費が飽和したいまの時代には、接客こそがお客様にとって大きな体験価値になり、売り手にとっては重要な自己差別化の重要な要素になります。
今回は「接客」の必要性についてです。デジタル化が進んでさまざまなものが自動化される中、アナログな手法とも言える「接客」の重要性が増しています。多くの小売事業者がECの構築や展開を加速させていますが、その大半が一定の規模や売上に達すると頭打ちになりがちです。ECを展開すれば、利用者にとっては店舗に行かなくて済むので便利です。レコメンドによってさまざまなアイテムを提案してくれるのもありがたいでしょう。しかしお客様は、必ずしもこうした施策だけでは満足しません。何が必要か。ECを強化する上で欠かせないのは「接客」です。
コロナを機に、ECと店舗を融合させるオムニチャネル戦略に舵を切る小売事業者が増えてきました。こうした企業の中には、店舗スタッフがECやSNSで自社商品を紹介したり、オススメを案内したりするケースが散見されます。オンラインによる接客に取り組み出しているのです。こうした取り組みで先行する小売事業者の中には、年間1億円を売り上げるカリスマ販売員を生み出す事例もあります。
こうしたオンライン接客を実現する販売スタッフの特徴は、お客様の共感を生み出すようなアプローチを心掛けている点です。販売員とお客様の接点がリアル店舗かECかを問いません。顧客とのタッチポイントがリアルでもオンラインでも、共感を生み出すことに主眼を置くべきです。時代や手段が変わっても、接客を通じた共感こそが求められるのです。
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