ワーク・ライフ・バランスとは、仕事と生活の調和を意味します。内閣府では、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を感じながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる社会」と定義します。 さまざまな文献で定義しますが、仕事と生活双方を充実させることに主眼が置かれています。生活(プライベート)を優先するといった考え方は、必ずしもワーク・ライフ・バランスの考え方に当てはまりません。 ワーク・ライフ・バランスを前提とした社会では、結婚や子育ての実現に向けて経済的基盤を確保できる、健康を保持しつつ、家族や友人などとの時間を持てる、親の介護などの状況下でも多様で柔軟な働き方を選択できることが必要です。そこで現在は、こうした社会を目指す機運が高まりつつあります。