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DX用語集

分散トレーシング(Distributed Tracing)/遅延原因を可視化

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分散トレーシングとは、マイクロサービスやクラウド環境のように多数のコンポーネントが連携して動作するシステムにおいて、ユーザーのリクエストがどのサービスを経由して処理されているかを可視化する技術です。

従来のモノリシックシステムでは、障害や遅延の原因特定が比較的容易でしたが、サービスが細分化・分散化されると、処理経路が複雑になりボトルネックの特定が困難になります。

分散トレーシングでは、リクエストごとに一意のIDを付与し、サービス間のログを統合することで、処理全体を「トレース」として追跡できます。これにより、遅延が発生している箇所を素早く特定し、パフォーマンス改善や障害対応に役立ちます。

DX推進下で一般化したマイクロサービスやクラウドネイティブ環境の運用において、システム全体を見渡す可観測性(Observability)を高めるための必須技術となっています。

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