Smartpayは2022年12月13日、後払い決済サービス「Smartpay Bank Direct」を発表しました。オンライン決済時の代金を、3回に分割して銀行口座から直接支払えるのが特徴です。67の金融機関の銀行口座から直接決済できます。
「Smartpay Bank Direct」は、スマートフォン向けアプリを使った後払い決済・BNPL(Buy Now, Pay Later)サービス。オンラインで買い物などをしたときの支払いを、銀行口座から直接決済することができます。代金は3回の均等分割払いで、2カ月の支払い期間をかけて実施します。利用者の銀行口座から自動決算するため、クレジットカードを持たない人でもキャッシュレスで買い物を楽しめます。現金での支払いを好む消費者にも向きます。同社によると、こうした決済サービスは日本で初めてだと言います。
via smartpay.co
67の金融機関と連携し、銀行口座から直接決済することが可能です。さらに、ユーザー認証(eKYC)や二要素認証、生体認証、データの暗号化などといったセキュリティ対策を施し、不正防止に取り組むのも特徴です。なお、運転免許証などを使用したe-KYCに対応することで、2023年1月からは本人認証を完了したユーザーに対し、1回の利用限度額を最大15万円に引き上げます。
「Smartpay Bank Direct」は、同社が提供するBNPLソリューション「Smartpay」の標準機能として搭載されます。なお、利息や決済手数料、延滞手数料などは一切発かかりません。
同社のマネージングディレクター 兼 最高収益責任者である大坪直哉氏は今回のサービス提供について、「クレジットカードと銀行口座からの即時引き落としの両方に対応したBNPLサービスを日本で最初にリリースし、消費者の皆さまにワンクリックで行えるスムーズでスマートな支払い体験を提供できることを大変うれしく思います。私たちは約1年前に、日本市場で初となる、クレジットカードで支払うBNPLソリューションとしてSmartpayをリリースしました。それ以降も、新たな小売業者や顧客層の拡大、さらに、パートナーエコシステムのさらなる発展に向けて邁進しており、今後も日本の電子決済を取り巻く環境変化や進化に貢献していきたいと考えています」と述べています。
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