キャディ株式会社が実施した「2026年卒業生 製造業内定者意識調査」によると、製造業に内定が決まった大学生・大学院生81名のうち、72.8%が就職活動前から製造業にポジティブな印象を持っていたことが分かった。背景には「若いうちから現場経験を積み成長できる」(55.9%)といった期待が強く、成長機会を重視する姿勢が読み取れる。
ただし内定後には、「上下関係が厳しそう」(9.9%)や「決まりきったやり方で成長の幅が狭そう」(7.4%)といった懸念も挙がり、現場環境への不安が一部で広がっている。イメージの変化要因としては、インターンや面接といった企業との直接接点、家族や友人など身近な人からの声が大きく影響していた。
志望理由では「ものづくりに関わりたい」「社会や暮らしを支える仕事」が上位を占める一方で、「選考が進み自然と決まった」「安定性」といった現実的な理由も同率で並び、内的要因と仕事の魅力がバランスよく反映されている。
注目すべきは、内定者の6割超が「AI・ロボットは幅広い業務で活用される」と回答した点だ。AI導入に対して9割以上が「品質や精度の向上」「人が本来集中すべき業務へのシフト」といった効率化と価値向上を期待しており、AIを前提に働くことを当然とする意識が定着している。さらに、約9割が「製品設計」「工場効率化」「トラブル検知」などAIを活用した業務に関わりたいと答えており、単なる省力化ではなく新しい価値を創出する手段としてAIを捉えている。
未来の製造業像については、「グローバル市場をリードする」(32.1%)、「持続可能な社会に貢献」(27.2%)が上位に挙がり、国際競争力や社会的使命への共感が強く表れている。内定者の声は、製造業が国際的にも社会的にも存在感を高める変革の担い手であることを示唆している。
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レポート/DXマガジン編集部






















