TCSが先月、1万2000人超の人員削減を発表しました。専門家はAI普及で2〜3年以内にインドITサービス業で約50万人が職を失う可能性を指摘しています。中堅層が直面する現実を見逃せません。
TCSの削減が示す「仕事の再定義」

タタ・コンサルタンシー・サービシズ(TCS)の1万2000人超の削減は、単なる人員整理ではなく業界構造の変化を映しています。業界は2025年3月時点で567万人を雇用し、国内総生産の7%超を支えてきましたが、AI導入による効率化で従来の需要が急速に縮小しています。コンステレーション・リサーチのレイ・ワン氏は「ホワイトカラーの仕事を根底から変える大規模な転換期」と警鐘を鳴らしています。
専門家は特に、技術的知見の乏しいマネジャー、テストやバグ検出を担うスタッフ、基本的な技術サポートや監視担当が影響を受けやすいと指摘します。UnearthInsightのガウラブ・バス氏は40万〜50万人が2〜3年でリストラの危機直面すると予測し、そのうち経験年数4〜12年の中堅層が約70%を占めると述べています。こうした雇用変化は消費や不動産など経済全体にも波及する懸念があります。
世界の各企業で大量リストラが進む中、単にプログラムを書くことしかできないエンジニアは、AIに取って代わられる時代がすぐそこまで来ています。かつてAIを推し進めてきたIT業界が、今度は自らの仕事を失う可能性に直面しているのは、なんとも皮肉なことです。しかし、それは必然の流れであり、止めることはできません。
詳しくは「Reuters」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部






















