カスタムクラブ「EPON GOLF」の受注業務を、ウフルがSalesforceとAmazon Connect連携で約2か月で刷新しました。聞き間違いや属人化を解消し、営業が本来業務に集中できる仕組みづくりの全体像を追います。
受注センター設計の要点と短期実装の勘所
遠藤製作所が展開するゴルフブランド「EPON GOLF」は、実店舗でのフィッティングと専門スタッフによるカスタム受注が中核です。その特性から電話やFAXによる受注は複雑で、聞き取りミスや入力ミス、業務の属人化が課題となっていました。営業担当者の負担が大きく、本来の顧客訪問や市場分析に割ける時間が限られていたため、受注業務の見直しが喫緊のテーマになりました。
ウフルは、Salesforceを受注データの一元管理基盤、Amazon ConnectをCTIプラットフォームとして連携する方針でシステムを設計しました。クラウドFAXや既存のWeb受注と同時に連携し、受注データをSalesforceに集約することで手作業の転記を減らしています。構築はアジャイルで進められ、初回ローンは約1か月、全体完了は約2か月という短期間での稼働を実現しました。
受電フローは「実店舗向け」「取扱店向け」「直販向け」の3系統を設け、発信元番号や注文内容の属性に応じて外部受注センターや営業担当へ自動振り分けします。着信時にはSalesforceの顧客情報や注文履歴、在庫状況がオペレーター画面に表示され、専門知識が浅い担当でもプロンプトに沿って正確に入力できる環境が整いました。これにより聞き漏らしや入力エラーが減少し、手戻り工数が抑えられています。
稼働は2025年7月に開始され、受注業務の標準化と正確性向上が確認されました。営業は受注処理の負担が軽減され、顧客訪問や分析に注力できるようになっています。さらにSalesforceに蓄積されたデータはTableauで可視化され、販売戦略やマーケティング施策へ活用され始めています。ウフルが早期にプロトタイプを提示し、Slack等での細かな要望にアジャイルに応えた点が、短期実装成功の要因として評価されています。
遠藤製作所は今回の基盤を踏まえ、将来はすべての顧客がオンラインで受注できる仕組みを目指しています。今回の連携は受注の効率化とデータ活用の布石となり、顧客起点の営業への移行を加速すると期待されています。
詳しくは「株式会社ウフル」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部






















