日本航空(JAL)は、客室乗務員が一連のキーワードやフレーズを入力し、チェックボックスを選択するだけで引き継ぎレポートを生成できるAIアプリを開発しています。これにより、客室乗務員の作業効率を向上させ、より多くの時間を顧客サービスに費やせるようになると鈴木圭介氏、JALデジタルテクノロジー部門の上級副社長は述べています。
AIによる効率向上
このAIアプリは、MicrosoftのPhi-4小規模言語モデル(SLM)を使用して開発されています。SLMは大規模言語モデル(LLM)よりも必要な計算能力が少ないため、特定のタスクのためにデバイス上でオフラインで使用できます。また、より少ないデータで微調整可能で、特定のタスクに特化した性能を発揮します。
このアプリを試した乗務員は、運航報告書の作成時間を最大3分の2、たとえば1時間から20分、単純なケースでは30分から10分に短縮できると述べています。さらに、このアプリはレポートを日本語から英語に一括翻訳する機能も持っています。
日本航空のデジタルトランスフォーメーション
日本航空は、世界中で227機の航空機を運航し、コードシェアを含む66の国と地域に就航しています。昨年、Skytraxによると、顧客満足度で世界最高の航空会社の中で6位にランクされました。JAL-AIレポートは、MicrosoftのAzure AI Foundryの支援を受け、MicrosoftのPhi-4 SLMを使用して作成されています。
このようなAI技術の活用は、航空業界での効率化や業務改善に大いに貢献できます。顧客に直接関わるフロント業務では、顧客体験を向上させるために、より多くの時間をサービスに費やすことが求められます。AIが業務の一部を効率化し、人間が本来果たすべき役割に集中できるようになると、顧客体験の向上につながるでしょう。航空業界だけでなく、顧客対応が重要となる全ての業界で、このようなデジタルトランスフォーメーションは大いに期待できます。
詳しくは、「マイクロソフト」公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部






















