GroqがエクイニクスのシドニーIBXに4.5MWの推論拠点を設置し、アジア太平洋でGroqCloudへの低遅延アクセスを拡大します。最大5倍の高速化と低コストをうたうLPUベースの推論を、地域内でコンプライアンスに配慮して利用可能にする動きを、DX担当者向けに整理しました。
シドニー拠点がDX現場にもたらす利点
Groqはオーストラリア・シドニーのエクイニクスIBXデータセンターに4.5MW規模の施設を設置し、アジア太平洋地域でのGroqCloud利用環境を拡張しました。プレスリリースによれば、この展開により従来のGPUやハイパースケーラーのクラウドと比較して最大5倍の高速化と低コスト化が見込まれると述べられています。地域に近い推論基盤の提供は、応答性が重要な業務プリケーションに直接的な恩恵をもたらします。
GroqのLPU(推論専用プロセッサ)は、低遅延・高スループット・省エネといった特徴を備え、特にオープンソースの次世代LLMに対する推論で高い性能を発揮するとされています。導入企業はGroqCloudを通じてオンデマンドで利用するか、データセンター内に専用拠点を設けるなど、クラウドとオンプレミスの選択肢を持てます。これにより運用モデルの柔軟性が高まります。
エクイニクスのEquinix Fabricを通じた相互接続により、クラウドやパートナー、社内システムへの安全で低遅延な接続が可能になります。プレスリリースは、こうした接続性がデータ主権やコンプライアンス要件に適合しやすく、政府機関や規制の厳しい業界での採用判断における重要な要素になることを示しています。
ステークホルダーのコメントとして、Canva共同創業者兼COOは地域の計算基盤強化を歓迎する旨を述べ、Groq側経営陣もアジア太平洋を重要市場と位置づけている点が紹介されています。エクイニクス側は自社のグローバルな相互接続エコシステムが、Groqの顧客に対して短い経路でアクセスを提供すると説明しています。
詳しくは「エクイニクス」の公式ページまで。
レポート/DXマガジン編集部 權






















