2023年3月22日。日本中が注目したWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は日本の優勝で幕を閉じました。あれから2カ月あまり。日本を優勝に導いた侍ジャパンの選手はどんな活躍を遂げているのか。ここでは、侍ジャパンこと日本代表全選手の現在までの成績を掲載。データをもとに、好調を維持し続ける選手、調子を落としている選手を探ります。まずは野手(捕手、内野手、外野手)の成績をチェック(2023年6月9日時点の成績に基づきます)。
捕手、内野手、外野手の全選手は次の通りです。
一方、甲斐拓也選手と中村悠平選手は打率がともに2割2分台。大城卓三選手と比べると見劣りします。3人ともほとんどの試合に出場しており、夏場に向けて疲労が蓄積していないか心配です。
次に内野手。8人の現時点(2023年6月9日時点)の主な成績は次の通りです。
牧秀悟選手も安定した数字を残しています。打点38はセ・リーグで1位、本塁打数もセ・リーグ3位(10本)に位置します。牧選手もこれまで全試合(54試合)に出場し、同僚である宮﨑敏郎選手とともに、打撃面でチームを支えています。
一方、不調なのが村上宗隆選手です。WBCでは調子を落としていましたが、ペナントレース開幕後も調子はイマイチです。とはいえ、チームの4番として、本塁打数はセ・リーグ2位の11本、打点はセ・リーグ3位の34といった成績を残しています。打率が低く(2割2分7厘)、三振数も73と多いのが気になります。2021年は史上最年少の三冠王に輝いただけに、本格的な打撃の復活が待たれます。
次に外野手。4人の現時点(2023年6月9日時点)の主な成績は次の通りです。
侍ジャパンの1、2番コンビでもあるラーズ・ヌートバー選手と近藤健介選手は、打率こそ2割6分台ですが、打点が多いことからチャンスに打っている印象です。現に2人の得点圏打率は、ヌートバー選手は脅威の5割1分5厘。近藤選手も4割1分2厘と高いアベレージを残しています。
最後に打者として主にDHで出場する大谷翔平選手。現時点(2023年6月9日時点)の主な成績は次の通りです。
WBCで他国を圧倒した投手陣はどうか。DXマガジンで後日、続編として公開します。乞うご期待!