三菱電機は2025年12月8日、グループの人事や総務、経理、財務、調達といった間接業務を統合し、シェアードサービスを担う新会社「三菱電機ビジネスエキスパート」を2026年4月1日に設立すると発表しました。母体は経理・財務のシェアードサービス会社であるメルフィスで、ここに人事、総務、調達の機能を段階的に集約します。設立時の従業員は約200名を見込み、本社は東京都千代田区丸の内に置かれます。グループ横断の間接業務をワンストップで提供する機能統合型組織として発足し、業務の標準化とサービス品質の向上を狙います。
同社は、企業価値向上と経営基盤の強化を目的に、これまで事業会社や拠点ごとに分散していたスタッフ業務を集約します。プロセス、システム運用、制度の標準化を推進し、属人化の抑制と内部統制の強化を同時に進める構えです。専門知見を集中させることでスタッフ機能を強化し、CoEの形成も図るとしています。段階的な統合により混乱を最小化し、運用定着を優先する姿勢がうかがえます。標準化とCoE化の両輪で、グループ共通のサービスレベルと意思決定のスピード向上を実現することが期待されます。
設立後は対象業務の範囲拡大と一元化を進め、生産性向上とガバナンスの強化を両立させます。シェアードサービスによる規模の経済を働かせ、重複業務の削減や処理の平準化を図ることで、グループ各社の業務負荷を軽減します。加えて、データやAIの活用などDXを通じた付加価値創出にも取り組むとしています。標準化された業務とデータ基盤が整うことで、プロセスマイニングや異常検知、需要予測などの導入が進み、継続的な改善につながるでしょう。共通KPIの設定とサービスカタログの明確化が、運用の可視化と合意形成に有効です。
詳しくは「三菱電機」の公式ページまで。






















