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浪人しない進路が広がっている? 共通テスト後に注目集まるドイツ大学進学

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日本の大学入学共通テスト後に進路を再考する動きが強まるなか、ドイツの大学進学が現実的な選択肢として注目を集めています。最新の確定統計では、ドイツの大学に在籍する日本人留学生が前年比17.1%増となり、1,983人から2,323人へと急増しました。世界全体の留学生増加率を上回る伸びであり、日本からの進学熱の高まりがうかがえます。背景には、英語のみで卒業可能なプログラムや、公立大学の授業料が原則無料といった制度上の利点があります。共通テスト後からでも出願に間に合うスケジュール設計により、「浪人」を選ばずに同年秋の入学を目指せる点が支持を集めています。現地の支援現場では、円安下での実利を評価する声が増え、駆け込み出願の相談が増加している状況が伝えられています。

世界平均を上回る伸び 英語で学べて学費は原則無料

ドイツ学術交流会のデータによると、2023年度から2024年度にかけて日本人留学生総数が17.1%増加し、日本からの進学が加速しています。最新の2025年度から2026年度調査では、全世界からの新規留学生が前年比9%増の9万9,000人となり、ドイツの留学生総数は42万人を突破しました。現時点での日本人学生の最新値は未公表ですが、ドイツ大学進学支援を手がけるGoGermanyの現場では、過去の伸び率や世界平均をさらに上回る勢いを感じるとしています。英語で学べる学位プログラムが2,400以上用意されるなど、非英語圏でありながら英語での学習環境が充実している点が特長です。公立大学の授業料は原則無料で、生活費を含めた総コスト面での合理性が評価されています。英語圏の学費高騰を受け、費用対効果を重視した進学先としての魅力が増していることも追い風になっています。ドイツは海外からの研究者受け入れ数で米国に次ぐ規模となり、研究拠点としての国際的な評価も高まっています。

共通テスト後でも間に合う出願 同年10月入学と短期卒業で逆転可能

日本の受験日程とドイツの出願スケジュールは相性が良く、共通テスト自己採点後の進路変更でも十分に間に合います。多くの大学で出願期間は3月から7月に設定され、準備開始のタイミングを逃しにくい構成です。入学時期は10月で、プログラムは3年から3年半での卒業が一般的です。教養課程を省き、1年次から専門科目に特化するため、学位取得までの道のりがコンパクトに設計されています。この結果、現役で国内大学に進む友人と同じ時期、あるいは半年早く社会に出る可能性が生まれます。ドイツの公立大学の多くは個別入試を行わず、高校の成績や共通テストの結果が合否判定の主な基準となるため、追加の受験勉強が不要な点も大きな利点です。浪人による停滞を避けつつ、秋入学でキャリアの立ち上げを早められる現実的なルートとして評価されています。

非英語圏最大の留学生受け入れ国 教育の質と平準化が強み

ドイツは英語圏以外で最大規模の留学生受け入れ国であり、海外研究者の受け入れ数でも英国を上回り世界第2位に位置づけられています。英語のみで卒業可能な学位が文系・理系を問わず多数整備され、学習言語のハードルが下がっています。最新の世界大学ランキングでは、トップ200に入るドイツの大学が18校に達し、国全体で教育の質が高く平準化されていることが示されています。これは、特定の名門校に人気が集中しがちな国と異なり、広い選択肢の中から自分に適した環境を選びやすいことを意味します。英語圏への留学費用が上昇するなか、学費が原則無料という制度は長期的な学びや研究の継続性を支える基盤になっています。費用と質のバランスに優れる環境が、国際学生の流入を安定的に押し上げています。

進路比較と意思決定 「浪人」ではなく「挑戦」へ

進路選択の比較では、日本の大学に現役で進む場合は2026年4月入学、2030年3月卒業のモデルとなります。ドイツの大学に進学した場合は2026年10月入学で、卒業は2029年9月または2030年3月が目安です。日本で浪人を選んだ場合は2027年4月入学、2031年3月卒業となり、社会に出る時期に差が生じます。共通テスト後に出願が可能であることや、入学から卒業までの期間が短いことは、キャリア形成の観点で明確なメリットとなります。支援事例として、共通テストの結果を活用し、世界ランキング上位に位置づくミュンヘン工科大学への進学例が紹介されています。国内の一度の試験結果に進路が強く左右されやすい状況に対して、海外進学という選択肢が将来の可能性を広げる契機になっています。

実務に直結する準備の進め方

準備の第一歩は、出願期間と必要書類の把握です。多くの大学で3月から7月の期間に出願を受け付けており、共通テストの結果や高校成績の扱いなど、所定条件を早期に確認することが重要です。英語で学位取得が可能なプログラムが多数あるため、言語要件やプログラムの特性と自分の関心領域の適合を見極めます。学費が原則無料の公立大学でも、生活費や住居の確保は計画が必要なため、費用試算とスケジュールを同時に組み立てると進行がスムーズです。10月入学を前提に、現地生活の開始時期から逆算した準備計画を作り、書類作成や手続きの期限管理を徹底します。出願後は、合否結果から入学までの期間が短くなるため、住居や保険などの実務手配を前広に進めることが求められます。

詳しくは「Frafex LLC」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部

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