「広く拡散」より「自分の居場所」を選ぶ流れが鮮明です。Simejiが実施したアンケートによるZ世代の「次にくるSNS・コミュニティアプリ」では、1位にDiscordが入りました。回答者は15〜28歳の1,643人で、集計期間は2026年1月27日から2月6日です。上位には目的別コミュニティや通話主体、匿名性や落ち着いた空気感を重視するサービスが並びます。通話や雑談を前提にした緩やかなつながりが支持を集めています。ランキングは多様なジャンルのアプリが混在し、選び方の軸が複線化しています。
「居場所」「匿名性」「通話」へ軸足を移すZ世代 TOP10の顔ぶれと支持理由を読み解く
1位のDiscordは、通話機能とサーバーという目的別コミュニティの設計が評価されています。ゲーム、アニメ、音楽のファンコミュニティから友人同士の雑談まで、用途の広さが支持の背景です。サーバー作成の容易さ、高品質な通話と配信機能、電話番号不要といった点が挙げられ、日常の連絡手段としても実用性が指摘されています。コミュニティ単位での交流が目的に合致しやすいという声が目立ちます。公式によるサーバー運営への期待も示されました。
2位のGRAVITYは、匿名性と「やさしい空気感」が安心材料となっています。刺激の強い場から距離を置き、悩み相談などをしやすい匿名制SNSとして評価されています。トラブルが起こりにくい印象や、同世代と気軽につながれる点への支持が見られます。広告やおすすめ表示を通じた接点の増加も、想起を高める要因として語られました。安心して「ゆるくつながる」ニーズの受け皿として注目が集まります。利用動機は感情の安定と共感の獲得に根ざしています。
3位のBeRealは、1日1回のランダム通知に応じて「今この瞬間」を無加工で共有する体験が特徴です。周囲が使っているというネットワーク効果と、チャット機能の利便性が人気の後押しになっています。2分以内の撮影という制約が「盛れないリアル」を作り、日常の素直な共有が価値になります。学校や友人間の一体感が楽しさを生み、飽きづらいという声が多数寄せられました。写真を通じた同時性がコミュニケーションの温度を上げています。
4位のThreadsは、Instagram連携がスムーズで既存のつながりを生かしやすい点が評価されます。大人が多く落ち着いた空気感があるという安心感の指摘もありました。Instagramからの導線で馴染みやすく、発信と閲覧のハードルが低いと受け止められています。Xの代替や避難先としての言及も目立ち、環境変化の受け皿として存在感を示します。導入の容易さが利用継続の基盤になっています。既存グラフの継承が移行コストを抑えます。
5位のLemon8は、美容やファッション、ライフハックといった「役立つ情報」に支持が集まりました。自分磨きに役立つ実用性や、目的検索のしやすさが挙げられています。6位のRedditは、テーマごとの知識が蓄積され、問題解決に強い掲示板型コミュニティとして評価されました。自動翻訳の充実で日本語でも閲覧しやすくなった点が浸透を後押しします。趣味領域の専門的な議論に触れられることも魅力とされています。情報探索と深掘りのニーズに応えています。
7位のZEPETOは、アバター作成とメタバース交流が関心を集めます。匿名で気軽に遊べること、着せ替えや投稿文化の楽しさが挙げられました。動画を通じた発見が関心を高めているという声もあります。8位のmixi2は、落ち着いたコミュニケーションへの期待と、国産アプリへの信頼感が理由です。コミュニティ機能による分類のしやすさが支持されました。9位のBlueskyは、Xの仕様変更をきっかけに移行先として注目度が上がっています。Twitterに近い使用感が移りやすさを支えます。
10位のMastodonは、サーバー単位で独立したコミュニティを形成できる分散型の設計が評価されています。目的別サーバーでの運用に可能性を感じるという声や、もっと広まってほしいという利用者の実感が示されました。総評として、目的別コミュニティ、匿名性や安心感、通話や雑談を前提とした「ゆるい繋がり」が共通項です。同時に、RedditやMastodonのように価値観の近い人と深く関われる場、ZEPETOのように体験そのものを楽しむ場もランクインし、多様化が進んでいます。Z世代は自分に合う「居場所」を選び、関わり方を最適化しています。
見解 上位の傾向は、機能より「空気感」起点の選好を示します。安心して話し、居られる設計が、次の主流を形作る可能性があります。
詳しくは「バイドゥ株式会社」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部






















