富士通株式会社とCarnegie Mellon Universityは、Fujitsu-Carnegie Mellon Physical AI Research Centerを設立しました。現実世界で動作するAIを対象に、機能性と拡張性を高める中核技術の研究開発を共同で推進し、成果の社会実装を目指します。対象領域は製造や物流、建設、インフラ、医療などで、自動化と最適化による生産性向上や安全性確保、労働力不足への対応が期待されています。実現にはロボティクス、AI、シミュレーションに加え、人とロボットの相互作用や倫理・社会受容の統合が必要とされ、学術と産業をつなぐ拠点として本研究センターが設立されました。
共同研究には、言語処理、機械学習、ロボティクス、HCI、電気電子、社会基盤、哲学など、カーネギーメロン大学の多様な教授陣が参画します。行動生成・学習、空間認識・環境理解、複数ロボットの協調制御、人とロボットの協調、シミュレーションと実世界の統合などが主要テーマです。2026年2月開設のRobotics Innovation Centerの設備と共同研究スペースを活用し、ピッツバーグのHazelwood Greenにある延床約14,000平方メートルの施設で、基礎研究から商用展開までを加速します。
富士通は、AI、コンピューティング、ネットワークを一体で提供する強みを生かし、ミッションクリティカル領域にも適用可能なフィジカルAI基盤を目指します。ロボット、センサー、システム、空間を統合するFujitsu Kozuchi Physical OSを開発中で、行動知能と空間知能により、業務指示に従って複数ロボットやシステムの協調を可能にします。本研究センターの成果は2026年度より順次当該プラットフォームへ組み込み、実環境での検証と応用研究を推進します。
富士通のヴィヴェック マハジャン氏は、AIとロボティクスの融合による価値創出と、信頼性を備えた社会実装の加速に意欲を示しました。カーネギーメロン大学のMartial Hebert氏は、フィジカルAIが高度な意思決定や安全性強化、人と協働できる能力をもたらすとし、連携強化に期待を述べています。両者は今後も中核技術の研究開発を進め、人とロボットが協働する持続可能でレジリエントな社会の実現に貢献します。
詳しくは「富士通株式会社」の公式ページまで。レポート/DXマガジン編集部






















