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AI導入の前にやるべきこととは? デジタル庁が各府省庁へBPRを要請

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デジタル庁は2026年6月3日に開催した「各府省庁DX推進連絡会議(第5回)・デジタル社会推進会議幹事会(第22回)合同会議」において、「各府省庁AX/DXの更なる効果発現に向けた依頼事項」を公表しました。資料では、AIを活用したAX/DXを推進するためには、データマネジメントとBPR(業務改革)が不可欠であると示しています。また、その推進にはPMO(Portfolio Management Office)の体制強化が求められるとしています。

AIを先に導入する進め方は「NGパターン」

資料では、「よくある進め方(NGパターン)」として、現状の業務やデータの状態のままAIを先に導入するケースを紹介しています。この場合、PoC(概念実証)が成功したとしても、部分的な作業の高速化にとどまり、効果は限定的で継続しないおそれがあるとしています。また、非効率な業務を高速化するだけとなり、AIが現場で活用されず、費用対効果が低くなる可能性があると説明しています。

その結果、手戻りや追加コストの発生、AIへの信頼低下、全体最適につながらないことなどが課題として挙げられています。

BPRとデータマネジメントを経てAIを活用

資料では、AX/DXを進めるための「あるべき進め方」も示しています。まずBPRによって業務フローの見直しやムダ・重複の排除、標準化、例外処理の最小化を行います。その後、データの統合・連携や定義の統一、品質確保、データガバナンス強化などのデータマネジメントを実施し、その上で業務に適したAIを活用する流れとしています。

この進め方により、自動化・省力化の拡大や高度な分析、意思決定やサービス品質の向上につながるとしています。

データマネジメントとBPRがAI活用の土台に

資料では、「データマネジメントとBPRは将来のAI活用の土台となる」と明記しています。また、AI導入に当たってはデータマネジメントとBPRが前提であり、この順番を誤ると十分な効果は得られにくいとしています。そのため、PMOがプロジェクトの企画段階からレビューや支援を行い、AIの適切な活用につなげることが重要であると説明しています。

PMOによる企画段階からの支援を重視

デジタル庁は、PMOについて、システム更改のタイミングを捉えながら企画段階からPJMOを支援する体制の強化が必要であるとしています。PMOは、データマネジメントやBPR、共通機能の活用などについて、システム横断的かつ専門的な知見を基に伴走支援を行う役割を担うとしています。

デジタル庁「各府省庁DX推進連絡会議(第5回)・デジタル社会推進会議幹事会(第22回)合同会議 各府省庁AX/DXの更なる効果発現に向けた依頼事項について」を加工して作成

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