デジタルの波が押し寄せる現代ビジネス。しかし、あなたのオフィスを見回してみてください。本当に業務はスマートになりましたか。実は、多くのビジネスパーソンが理想と現実のギャップに頭を悩ませています。現場のリアルな本音と、変革を阻む真の正体が最新の調査で明らかになりました。
理想のペーパーレス化を阻む運用のコストと現場に残るアナログ作業
株式会社ネクサーは、デジタルホワイトボードのミライタッチBizを展開するさつき株式会社と共同で、会社員200名を対象に職場のデジタル化に関するアンケート調査を行いました。調査期間は2026年6月11日から6月18日までです。その結果、自分の職場でデジタル化が「進んでいない」と回答した人は全体の55.5%にのぼり、過半数の人が変化を実感できていないことが判明しました。一方で、導入が進んでいる業務の筆頭には「勤怠・労務管理」が65.2%で挙げられており、オンライン会議などの「会議・打ち合わせ」が50.6%で続くなど、毎日行う身近な作業からデジタルへの移行が始まっている傾向が見られます。
しかし、多くの職場では長年の習慣が色濃く残っています。全体の77.5%が、いまだに職場の中でアナログな作業が残っていると感じており、約8割もの会社員がギャップを実感していました。具体的な作業としては、「紙の書類への記入・押印」が71.6%で最多となり、ハンコ文化の根強さが浮き彫りになっています。さらに「手作業でのデータ入力・転記」が45.8%、「ファクスでのやり取り」が43.2%と続き、従来のやり方が今も現役で使われています。業務の効率化や紛失防止を期待して、全体の89.0%がペーパーレス化に対して前向きな姿勢を示しているものの、システム変更には高い壁が存在します。
オフィス改革を阻む最大の要因を聞いたところ、「導入・運用にかかる費用」が28.5%で最も多い結果となりました。次いで「これまでの習慣ややり方を変えられない」が20.0%、「ツールの使い方がわからない」が14.5%となり、コスト面の手間や新しい操作への不安が足かせになっている実態が伺えます。アンケートでは、データ入力や書類整理にかかる時間を減らして生産性を高めたいという効率化への期待が数多く寄せられました。変えたいという前向きな気持ちはありながらも、最初の一歩を踏み出すための費用負担や心理的なハードルが、企業のデジタル移行をためらわせる最大の要因となっているようです。
見解として、現場が求める効率化を実現するには経営層の投資判断が不可欠であり、操作性の高いツール導入による段階的な改革が企業の成長を左右します。今後は現場の心理的ハードルを下げ、身近な業務から着実にデジタル移行を進める「現場寄り添い型」のプロセスが求められるでしょう。
詳しくは「株式会社NEXER」の公式ページまで。 レポート/DXマガジン編集部 戸田






















