「亡くなった後は、宇宙へ」――。そんな選択肢が、実際のサービスとして提供されています。
宇宙追悼サービスを手掛けるCelestis(セレスティス)は、故人の遺灰やDNAの一部を宇宙へ送り届ける「Memorial Spaceflight(記念宇宙飛行)」を展開しています。設立は1994年で、同社によると35カ国以上の人々がサービスに参加しています。
遺灰やDNAを月、さらに深宇宙へ
利用者は、遺灰またはDNAを専用カプセルに収め、希望する目的地に向けて打ち上げてもらいます。
用意されている目的地は、宇宙へ打ち上げた後に地球へ戻る「Earth Rise」、地球周回軌道へ送る「Earth Orbit」、月へ届ける「Luna」、深宇宙へ送り出す「Voyager」の4種類です。
料金は3,495ドルからで、支払いプランも用意されています。
サービスは打ち上げだけではありません。家族らが参加できる追悼式典や打ち上げ観覧、記念ビデオ、ミッション完了証明書などを提供。さらに、宇宙へ送った衛星などの進捗を家族や友人が確認できるミッション追跡ツールも用意しています。
これまでには、「スタートレック」でスコッティを演じた俳優ジェームズ・ドゥーハン氏や、米国の宇宙飛行士L・ゴードン・クーパー・ジュニア氏らも同社の宇宙飛行に名を連ねています。
見解として、宇宙ビジネスは衛星や通信、有人旅行だけではなく、「人生の最期をどう残すか」という個人向けサービスにまで広がっています。宇宙への輸送コストや民間打ち上げの選択肢が変化する中、「宇宙へ行く」という体験そのものを商品化する市場がどこまで身近になるのかも注目されます。
詳しくは、Celestis公式サイトまで。
レポート/DXマガジン編集部





















