核融合発電の実用化を目指すHelical Fusionと富士電機は2026年10月8日、資本業務提携を締結したと発表しました。富士電機は、Helical Fusionが推進する「ヘリックス計画」の公式パートナーとして参画し、2030年代の実用発電を目指す技術開発や事業開発の検討を進めます。
核融合は、太陽などの恒星内部で起きる反応を地上で再現し、エネルギーを取り出す技術です。発電過程で二酸化炭素を排出しない次世代のクリーンエネルギーとして期待されています。
2025年の電源装置供給契約から、核融合発電所の開発パートナーへ
Helical Fusionは、日本で長年研究されてきた「ヘリカル方式」を採用し、2030年代の核融合発電所の実用化を目指しています。
同方式は、核融合発電所に求められる「正味発電」「定常運転」「保守性」の実現を目指す技術として開発が進められています。
富士電機は2025年、Helical Fusionと高温超電導マグネット用の電源装置の供給契約を締結しました。今回の資本業務提携により、統合実証装置「Helix HARUKA」や、発電初号機と位置付ける「Helix KANATA」の技術開発・事業開発に関する具体的な検討にも参画します。
両社は、核融合発電の実用化に向けて技術的な知見を蓄積し、エネルギーの安定供給と新たな産業の創出を目指します。
見解として、今回の提携は、核融合技術を研究段階から実際の発電設備へと発展させるために、製造業の技術や事業化のノウハウを結集する動きといえます。核融合発電の実用化には、核融合反応の実現だけでなく、電源装置や保守技術など、発電所全体を支える産業基盤の整備が欠かせません。日本で培われてきた研究成果を、国内企業の連携によって新たなエネルギー産業につなげられるかが注目されます。
詳しくは、Helical Fusionおよび富士電機の2026年10月8日付発表をご確認ください。
レポート/DXマガジン編集部





















