米航空宇宙局(NASA)は、国際宇宙ステーション(ISS)で第75次長期滞在クルーが、船外活動に向けた準備やロボット関連作業、科学実験を進めていることを明らかにしました。
今回の船外活動では、ISSのトラス構造に展開式太陽電池アレイを取り付ける作業が予定されています。さらに、ロボットアームの交換部品を地球へ持ち帰る準備や、雷雨の観測、宇宙での植物研究なども並行して進められています。
宇宙飛行士2人が船外活動へ、太陽電池アレイの設置を準備
NASAのアニル・メノン宇宙飛行士とカナダ宇宙庁(CSA)のジョシュア・クトリク宇宙飛行士は、10月29日に予定されている船外活動に向けて準備を進めています。
2人はISSのクエスト・エアロックで作業工具を整理し、宇宙服の袖口に取り付けるチェックリストを準備しました。
船外活動では、ISSの左舷側トラス構造に展開式太陽電池アレイを取り付ける予定です。作業中はNASAのジェシカ・ワトキンス宇宙飛行士とルーク・デラニー宇宙飛行士が支援し、ロボットアーム「カナダアーム2」を操作します。
また、6月30日の船外活動で交換されたカナダアーム2の故障した手首関節部品について、検査用の撮影と梱包を実施しました。部品は11月に地球へ帰還する予定のスペースXのドラゴン貨物宇宙船に積み込まれました。
雷雨を毎秒10万フレームで撮影、宇宙での植物研究も進行
ISSでは、船外活動の準備と並行して高度な科学研究も進められています。
ワトキンス宇宙飛行士は、欧州のコロンバス実験棟で、雷雨の電気活動を毎秒最大10万フレームで撮影できる特殊カメラを準備しました。
一方、デラニー宇宙飛行士は日本の「きぼう」実験棟で、植物病害の予防や宇宙船の生命維持システム改善に向けた研究機器を設置しました。
ロシアの宇宙飛行士も、欧州製ロボットアームによるドッキングポートの点検や、南米パタゴニア地方などの地球観測に取り組んでいます。
見解として、今回のISSでの活動は、宇宙インフラの維持・拡張と科学研究を同時に進める有人宇宙活動の特徴を示しています。特に、ロボットアームを活用した船外作業や高精度カメラによる観測技術は、将来の宇宙開発や地球環境の研究にも応用が期待されます。
なお、船外活動は予定段階であり、実施結果についてはNASAの続報を確認する必要があります。
詳しくは、NASAの国際宇宙ステーション公式ブログをご確認ください。
レポート/DXマガジン編集部



















