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NTT東西など5機関、IOWNで最大775Gbpsの超高速データ転送に成功! 神戸・千葉間で回線帯域の約97%を実現

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国立情報学研究所(NII)、理化学研究所、東京大学、NTT東日本、NTT西日本の5機関は2026年10月30日、次世代通信基盤「IOWN」の技術を活用し、離れた研究拠点間で超高速・大容量のデータ転送に成功したと発表しました。

兵庫県神戸市の理化学研究所と千葉県柏市の東京大学を800Gbpsの光ネットワークで接続し、最大約775Gbpsの転送速度を記録しました。回線帯域の約97%を活用した結果となり、大規模な研究データを高速に共有する通信基盤としての有効性を示しました。

神戸・千葉間で最大775Gbpsを記録! IOWNの光ネットワークで高速転送を実証

今回の実証実験では、IOWN構想に基づく光通信技術「All-Photonics Network(APN)」を採用しました。

NTT東西が提供する「All-Photonics Connect powered by IOWN」を利用し、理化学研究所の神戸拠点と東京大学の柏拠点を800Gbpsの回線帯域で接続しました。

データ転送には、理化学研究所と東京大学が運用する「HPCI共用ストレージ」の検証環境と、NIIが開発した高速ファイル転送ツール「MMCFTP」を使用しました。

2つの実用アプリケーションを同時に稼働させた結果、最大約775Gbpsを記録。さらに、750Gbpsを超える転送速度を数分間維持できることも確認しました。

通信遅延についても、既存の学術情報ネットワーク「SINET」と比較して約20%低減する結果が得られています。

スパコン「富岳」の研究データ共有を支援! 11月には日米間400Gbps通信も検証へ

近年、AIやシミュレーションなどの研究分野では、扱うデータ量が急速に増加しています。

理化学研究所と東京大学は、それぞれ約100ペタバイトの大規模ストレージを運用しており、研究データを東西の拠点で共有・冗長化するための高速通信基盤が求められています。

今回の実証結果は、スーパーコンピュータ「富岳」や開発が進む「富岳NEXT」などを活用した研究環境の高度化にもつながる可能性があります。

5機関は今後、APNを利用したデータ同期技術の共同研究を進め、次期SINETなどの検討にも成果を反映する方針です。

さらに、2026年11月に米国シカゴで開催される国際会議「SC26」では、実験環境を米国まで延伸し、400Gbps以上の回線を利用した日米間のファイル転送実験を予定しています。

見解として、今回の成果は、AIやスーパーコンピュータの性能向上に伴い、計算能力だけでなく、拠点間で大量のデータを移動させる通信技術も重要になっていることを示しています。光ネットワークによる高速・低遅延通信が実用化されれば、離れた研究機関が大規模データを共有し、共同研究を進めやすくなると考えられます。今後は、長時間の安定性や運用コストを含めた検証が重要になります。

詳しくは、NTT西日本の公式発表をご確認ください。

レポート/DXマガジン編集部

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