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成果や結果を伴わない働き方はセミプロ。プロとして飛躍する極意とは?

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仕事は全力を出し切れば十分。そう考える人が少なくありません。しかし、それではセミプロフェッショナルです。プロフェッショナルなら全力を出し切るだけでは不十分です。成果や結果を伴った仕事をしてこそ、真のプロです。プロとしてどんな働き方が望まれるのか。成果や結果を出すために必要な姿勢について考えます。【週刊SUZUKI #38】

仕事をして給料をもらっている人は、すべからく「プロフェッショナル」です。プロである以上、給料に見合う仕事をしなければなりません。全力で取り組むのは言うまでもありません。さらに、仕事を通じて成果を求められるのも当然です。「仕事で結果を出す」。こうした覚悟で、常に「成果」や「結果」を意識して仕事に向き合わなければなりません。

仕事に取り組んでいる人は一般的に、「時間」で仕事をする人と、「成果」で仕事をする人に大別されます。前者はセミプロフェッショナル、後者はプロフェッショナルです。決まった就業時間を全力で取り組んだとしても、成果や結果に結び付けられなければ意味はないからです。

プロスポーツの世界を思い浮かべれば分かりやすいでしょう。どんなにポテンシャルの高いプロ選手でも、試合で結果を残さなければ評価されません。ほかの仕事でもまったく同じことが言えます。どんな成果を上げるのか。どんな結果を残すのか。この答えを模索しながら全力を出し切ることが極めて重要です。

では、プロとして飛躍するには何が必要でしょうか。何より求められるのが、「今の自分を超える」という意識を持つことです。毎日の成果を見据えながら昨日より今日、今日より明日と自分自身を高める意識で、努力を重ねることが大切です。昨日は「10」の成果を出したなら、今日は「11」の成果を、さらに明日は「12」の成果を出せるよう、日々工夫しながら仕事に取り組むべきです。

挑戦する姿勢を持ち続けることも必要です。失敗を恐れて踏み止まってはいけません。可能性が少しでもあれば、すぐに行動すべきです。こうした積極性が成果を手繰り寄せます。さらに周囲との連携も必要です。一人で突き進むだけでは成果に結実しません。上司や先輩のアドバイスを素直に受け入れたり、同僚に協力してもらったりと、チームで難題に立ち向かうことが大きな成果をもたらします。

あなたもプロフェッショナルなら、どんな仕事にも意味を見い出してください。仕事の目的や影響、効果を探ってください。仕事の内容を深く読み解くことで、成果や結果というゴールを描けるようになるのです。こうした姿勢で仕事と向き合い、セミプロからプロへの道を駆け上がってください。

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。 デジタルシフトを目指す企業の支援を実施している。SBIホールディングス社外役員、日本オムニチャネル協会 会長、学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授を兼任

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