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コラム

投打に異次元の活躍の大谷翔平選手!絶対不可能を可能にする、その目的意識を学び取れ!

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メジャーリーグで大活躍する大谷翔平選手。投打で大活躍する要因はどこにあるのか。どんな考え方や姿勢がそこにはあるのか。大谷選手の活躍から学べること、自分に置き換えられることについて考えます。【週刊SUZUKI #27】

投打“二刀流”でメジャーリーグを席巻する大谷翔平選手。今シーズンもホームランを量産するなど、脅威のパフォーマンスを見せ続けています。7月27日(日本時間28日)のタイガース戦ではダブルヘッダーながら、1試合目は投手として1安打無失点に抑える完封劇、続く2試合目には2打席連続ホームランを披露。その勢いはとどまるところを知りません。

なぜ、大谷選手はこれだけ活躍できるのか。そこには揺るぎない強烈な目的意識があります。

大谷選手といえば外食を控え、睡眠時間を十分確保することで知られています。これらの行動はもちろん野球のためです。試合で結果を残すためです。チームを優勝に導くといった目的を達成するための手段を黙々と実践しているのです。「何のため」や「なぜ」といった目的を常に意識し、目的に沿わない行動を極力省いているのです。

目的を達成するまでの道筋も描いています。この時点で何をすべきか、どうなっているべきかを考えているのです。最たる例が、大谷選手が高校時代に書いた目標達成シート(マンダラチャート)です。これは目的を達成するために必要な条件を図にまとめたものです。大谷選手の場合、当時の目的を「8球団からドラフト1位指名」とし、目的を達成するための条件として「メンタル」や「体づくり」「人間性」「コントロール」など、8つを挙げています。さらに「メンタル」や「体づくり」を達成するための条件として、具体的に何をすべきかまでシートに落とし込んでいます。「ドラフト1位」という目的をただ漠然と求めるのではなく、目的到達までの長い道筋、つまり過程を1つずつクリアするこそが大切だと考えているのです。

もちろん大谷翔平選手ならではの人柄や人間性も活躍を支えているでしょう。コミュニケーションを大切にし、周囲を思いやる姿勢はチームの結束力を高めます。国籍や年齢、実績、経験などといった壁も取り払います。良好な関係による居心地の良さが、自身のパフォーマンスも向上させるでしょう。大谷選手の場合、これまでの人生で関わってきたチームメイトやコーチ、先生、さらには両親などとのめぐり逢いが、こうした人格形成に寄与しているのだと感じます。さらに、さまざまな人の考え方や意見を真摯に聞く素直さを持ち合わせていることも、周囲から魅了される人格を形成する大きな要因となっているのでしょう。

大谷選手の活躍をただ「すごい」と思うだけで終わらせないでください。ぜひ自分に置き換え、行動に移してください。自分が担当する業務やプロジェクトを成功へと導くためには、どんな姿勢で臨むべきか、どんな目的達成条件を用意すべきか。大谷選手の取り組みから学んでください。さらに、周囲から「二刀流なんて無理だよ」と言われてもブレることなく自分を貫き通してきた大谷選手から、その強い信念を学んでください。大谷選手は誰もが認める“変革者”です。これまでの自分を変えるきっかけは、変革者である大谷選手の言動に潜んでいるのです。

筆者プロフィール

筆者プロフィール

鈴木 康弘
株式会社デジタルシフトウェーブ
代表取締役社長
1987年富士通に入社。SEとしてシステム開発・顧客サポートに従事。96年ソフトバンクに移り、営業、新規事業企画に携わる。 99年ネット書籍販売会社、イー・ショッピング・ブックス(現セブンネットショッピング)を設立し、代表取締役社長就任。 2006年セブン&アイHLDGS.グループ傘下に入る。14年セブン&アイHLDGS.執行役員CIO就任。 グループオムニチャネル戦略のリーダーを務める。15年同社取締役執行役員CIO就任。 16年同社を退社し、17年デジタルシフトウェーブを設立。同社代表取締役社長に就任。 デジタルシフトを目指す企業の支援を実施している。SBIホールディングス社外役員、日本オムニチャネル協会 会長、学校法人電子学園 情報経営イノベーション専門職大学 客員教授を兼任
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